第十三話 沖縄へその三
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「言われてみれば」
「そう考えられるね」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「沖縄に行くのも」
「そうかも知れないよ」
運命かも知れないというのだ。
「若しかしたらね」
「そうかも知れないか」
「そして幸運でも運命でもね」
そのどちらでもとだ、ショウはさらに話した。
「僕ちん達は向かっていって掴むべきものをね」
「掴まないとな」
「そう、じゃあ沖縄に行こう」
「それじゃあな」
ラッキーはショウの言葉にあらためて頷いた、そうしてキュウレンジャーの面々は沖縄に向かった。それは他の戦隊の者達も同じだったが。
それぞれの組織も同じだった、マーダッコは沖縄の本を読んで言った。
「沖縄にしかいない生きものもいるのね」
「ああ、いるな」
テッキュウが応えた。
「結構な」
「ハブとかね」
「ヤンバルクイナとかアマミノクロウサギとかな」
「結構いるわね」
「海にはな」
テッキュウはこちらの話もした。
「海蛇がいるぜ」
「日本なのに独特ね」
「それで西表島にはだ」
イカーゲンが言ってきた。
「イリオモテヤマネコがいる」
「そうよね」
「何かとだ」
沖縄はというのだ。
「面白い生きものが多い」
「ヒヤンにハイか」
エリードロンはこの生きものについて話した。
「会ってみたいな」
「何か数が少ないみたいだな」
ククルーガは沖縄の本の生きものの欄を読みつつ応えた。
「どちらの蛇も」
「そうらしいな」
「じゃあ機会があったらな」
「見たいな」
「そうだな」
「蝙蝠もいるんだな」
アキャンバーはこの生きものの話をした。
「オオコウモリが」
「本当に色々な生きものがいるわね」
マーダッコはあらためて話した。
「沖縄は」
「その独特の生態系を乱さない様にしてな」
「ドクターマンを探さないとね」
「我々は生態系を乱す趣味はない」
イカーゲンは言った。
「そうした話も出ていない」
「それならね」
「一切だ」
それこそというのだ。
「そうした生きもの達にはな」
「何もしないでね」
「出会ったら見るだけだ」
「そうしていくことね」
「環境の為にもな」
「ああ、生態系のこと調べてるんだ」
ヨドンナはジャークマターの面々が読んでいる本と話している内容を見てそのうえで感心する様にして言った。
「凄いね」
「全くだな、我々は食べものの本を読んでいた」
シャドンも言ってきた。
「そーきそばや足てびちのことをな」
「ゴーヤチャンプルもね」
「ミミガーも食べたいな」
「泡盛飲んでね」
「そっちはもう読んだから」
マーダッコがヨドンヘイムの二人に応えた。
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