第四章
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「お付き合いするならその人の舌も見なさいってね」
「お母さんに言われてるの」
「そうなのね」
「彼氏さんや旦那さんにするなら」
それならというのだ。
「絶対にってね、女の子でもね」
「ああ、ハグするからね」
「ちょっとしたことでね」
「この学園でもね」
「私達もするしね」
「その時に舌を出して」
そうしてというのだ。
「ぶすりって首筋を刺して」
「血を吸うのね」
「ドラキュラ伯爵は牙だけれど」
「そちらから吸うのね」
「そんな吸血鬼もいるのね」
「ポーランドにね」
まさに自分の国にというのだ。
「だからね」
「尚更なのね」
「アスカハグには注意してるのね」
「そういえばあんた滅多にハグしないわね」
「誰でもね」
「子供の頃からね、そうしてるのよ」
友人達にお茶、日本で売られているティーパックの紅茶を飲みつつ話した。一緒にクッキーも楽しんでいる。
「もう絶対にね」
「血を吸われない」
「そうする為に」
「日本って色々な妖怪がいて」
またこのことを話した。
「この学園他の国からも来ているしね」
「色々いるしね」
「吸血鬼もいるしね」
「その代表のドラキュラ拍車までね」
「この学園世界一の心霊や妖怪のスポットでもあるしね」
「だからね」
それでというのだ。
「余計に注意してるのよ、ただ鬼婆はね」
「いなくてよかったわね」
「成仏してね」
「本当によかったわ、あとね」
「まさかと思うけれど」
「このお話の流れだと」
「バーニィはね」
この人を食う吸血鬼はというのだ。
「絶対にいて欲しくないわ」
「そうよね」
「あの吸血鬼はね」
友人達も確かと頷いた。
「絶対に会いたくないわ」
「食べられるとかね」
「流石にね」
「もう特に残酷で」
血生臭い話が付きまとう吸血鬼の中でもというのだ。
「恐ろしいから」
「それと比べたら」
友人の一人が言ってきた。
「管から血を吸う種類は」
「まだましよね」
アスカ自身が言った。
「正直。あとね」
「あと?」
「あとっていうと」
「この前読んだ日本の漫画で」
こう前置きして話した。
「着物着た吸血姫ね」
「ああ、あの漫画ね」
「あの漫画奇麗よね」
友人達はその漫画がどういった作品か知っていたのですぐに応えた。
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