第30話
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
”鉄機隊”によってこの身が裁かれろ……か。クク、ヌシまで儂を謀るとは……これも”先代大君”を謀り、そして”当代”を利用しようとした”報い”かの………だが、この儂がただでやられると思っているのではないだろうな、過去の遺物を名乗る小娘共よ。」
厳しい表情で呟いたギエンは皮肉気な笑みを浮かべた後デュバリィ達を見つめ
「あらあら、私達を”犬”と呼んだことやマスターへの忠義を馬鹿にした事もそうだけど私達の”誇り”である”鉄機隊”の名を”過去の遺物”と蔑んだ事も含めてメンフィル帝国の要請通り、私達の手で徹底的に痛めつけて裁いてあげたい所だけど……」
「残念ではあるが、”其方を裁くのは我等鉄機隊ではなく、あの御方だ”。」
「ええ。ちなみにですが監視の者達を排除したのは私達ですが、”あの御方”を前にしても退くことなく、貴方の指示を実行しようとしたガウランとかいう愚か者を裁いたのも私達やそちらの”銀髪の売り子”ではなく、”あの御方”ですわよ?」
ギエンの言葉に対してそれぞれ答えたエンネアとアイネスに続くようにデュバリィは意味ありげな笑みを浮かべてある事を答えた。
「”あの御方”……?」
「!まさか―――――」
「おいおい……冗談だろ?幾ら”黒月への戒め”の為とはいえ、”聖女”を投入するとか、さすがにやりすぎなんじゃねぇのか……!?」
デュバリィの口から出たある人物が気になったアニエスが不思議そうな表情を浮かべている中それぞれ察しがついたエレインは血相を変え、ヴァンが信じられない表情で声を上げたその時
「”そこまでする程、メンフィル帝国は今回の一件を重く見ている”という事です。」
その場に女性の声が聞こえた後リアンヌが”転位”によってその場に現れた――――――!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ