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夢幻水滸伝
第三百四十六話 東西から南北へその四
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「ええな」
「はい、それでは」
「敵も守りを固めてるが」 
 見ればそうしている、城壁に敵は多くしかも大砲もかなりある。
「しかしな」
「それでもですね」
「これよりな」
「我々で攻めますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 ホイットマンは自分が乗るホワイトバファローに突進させた、そして街の西門をその突進で破壊させた、その突進で西門は轟音と共に破壊された、それが成るとホイットマンは全軍に城内への突入を命じた。
 彼が率いる軍勢は戦車に装甲車、トラックに馬で突進した、ホイットマンとホワイトバファローは突進の時に進路にある地雷原を踏んで爆発前に先に進むという荒業で無効化させていた。それで彼等も無事に突進出来た。
 そして街に入った、ホイットマンはその彼等にさらに命じた。
「ほなな」
「これよりですね」
「街の中枢に進みますね」
「そうしますね」
「そして占拠する、周りもな」
 街のというのだ。
「囲んでな」
「そうしてですね」
「突入の援護ですね」
「それを行わせますね」
「そや、城壁の敵軍に攻撃を仕掛けてな」
 街を包囲したうえでというのだ。
「中枢に向かうおいら達の援護をしてもらうで」
「わかりました、それではです」
「その様に攻めましょう」
「そしてそのうえで、です」
「街を陥落させましょう」
「そうしましょう」
「航空隊も間もなく来るわ」
 彼等もというのだ。
「そやからな」
「空からもですね」
「攻撃を仕掛けますね」
「そうしますね」
「空挺部隊は持ってきてへんが」 
 それでもというのだ。
「空から軍事施設や敵軍を攻めるんや」
「そして敵の戦力を奪う」
「そうしていきますね」
「左様ですね」
「そや、そうしてくで」
 まさに、とだ。こう言ってだった。
 ホイットマンは街を包囲させかつ空からも攻めさせた、そうして敵軍を追い詰めていき自身はホワイトバファローと共にだった。
 街の中枢に進み精兵を率いて中枢に突き進み市庁舎に突入した、そこを守ろうとする敵兵をゲイボルグでだった。
 一撃で一掃した、そうして高らかに言った。
「降伏するんや、命は保証するわ」
「あの、もうです」
 ホイットマンの言葉を聞いて羊人の市長が出て来て言ってきた。
「これ以上の戦闘は」
「無理か」
「市民と軍人の皆さんの安全は」
「命を保証するって言うたな」
 ホイットマンは市長に微笑んで答えた、今もホワイトバファローに乗っている。
「当然安全もな」
「そうしてくれますか」
「降ったらな、市長さんもな」
 彼にも言うのだった、初老の男性である彼に。
「安全を保証する、立場もな」
「そちらもですか」
「そのままや、ほな降ってくれるか」
「それでは」
 市
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