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それらだ!アメリカンにはおこぼれしか入らねぇ!鳩が人間が食ったクッキーの食いカスを突くみたいにな!それはアメリカじゃねぇ!奴隷国家だ!もはや、この国はローマ帝国だ!封建主義なんだよ!わかんねぇのか!」
記者に詰め寄ると慌てて帰っていったが、俺が知らないところでこれを支持者が動画投稿サイトとSNSに投稿したようで、中間層の支持率が逆転し、開票前に俺の当選が決まった。
「俺が勝つからってな。だからお前らは軟弱なんだ。」
リパブリカとデモクラシから入党依頼書が来たが意思表明としてアームストロング公式サイトで、入党依頼書を燃やしてそれで葉巻を吸ってやる。二大政党制なんかクソ喰らえ!どちらかに考えを縛り付ける自由を阻害する行為だ。依頼書は他にも来ていて一日ヒーロー体験と言って落ち目のコロラドヒーロー協会がテキサスヒーロー協会に勝つために俺に縋りついてきた。
金のために暴力やヒーローをやるとは商業主義で気に入らないが選挙活動中だ。それにうまくやればコロラドヒーロー協会もこちらの手に入る。形骸化したライフルや銃火器の協会を手に入れたがまだ足りねぇ。偉大なるアメリカ、星条旗の光があるアメリカはまだ遠い。アメリカはアメリカだ。
「まぁ、ヒーローも悪くはねぇ。気に入らねぇやつをぶん殴れる。」
行ってみたが拍子抜けだ。一日協会長として、ヒーローに勲章を渡すだけの湿気た仕事だ。
「俺じゃなくてもいいがな。」
裏側でヒーローを称賛する役のガキがいやがった。浮かない顔をしてやがる。どうしたんだこいつ。
「おい、どうした?」
俺は近づいて聞いてみたが、この讃えられるはずのヒーローは協会の売出し中で、ガキの親父の手柄を盗んだらしい。親父はヒーロー協会での立場を気にして黙ってるらしいが情けねぇな。
「事情はわかったが俺はお前を助けはしねぇ。助かるってのはな、自力でなんとかすることだ。そんなに助かりたいなら後で俺の事務所に来い。鍛えてやる。誰かに助けてもらおうとするなんて笑い草だからな。ここはアメリカ、誰にでもチャンスはあるお前の親父にもだ。」
俺の背に「気に入らないやつは殴ってくれるんじゃないの!」と投げかけられたが知りはしない。お前の事情やお前が気に食わないやつなのかしらねえ。
授賞式会場は明るめの会場で綺麗だ。しかし、集まってる財界人は愛国者と同じで体が腐ったような連中ばかりで反吐が出る。あそこのクランベリージュースばかりを飲むあの上院議員は腎臓病患者なのだろうが痩せようとも体を鍛えようともしないで、若い金が無い学生から腎臓を買い付けようとするだろう。
「集まってもらったが主役はこのヒーローだ!Mr.トマスだ。」
出てきたそのヒーローは頭脳系ヒーローで様々なアイテムで体を強化してるやつだ。気に食
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