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俺のヴィジランテ合衆国
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メリカン・デモクラシ党?奴らは個性が出た時に国民を置いて核シェルターで震えていただけじゃねぇか!国民を救えない議員に居場所なんかいらねぇ!俺に任せろ!俺がお前らの声をこの国の上院と下院に叩き込んでやる!選挙制度舐めんじゃねぇ!」
 俺の声と共に会場はUSA!USA!USA!とグレート・アメリカン・ドリーム・アゲインやら、言う声が大きいがまだ世論調査では二大政党有利だ。俺は堕落したアメリカを作り上げたあの政党たちに入る訳にはいかない。俺は本来のアメリカを取り戻す。

 3ヶ月もするとたった210人程度の集会が2万人規模に変わっていた。俺は刑務所や軍の療養施設に私的に行っていたのがパパラッチに撮られたのが大きかったのかもしれない。俺が私的に力により傷付き、力で変革を起こそうとした、また起こしたそれを止めた戦士たちを労った。腕がなくなり、個性が使えなくなったアメリカ軍の元大尉、個性の力で見た目が溶けたようになった事で迫害されのし上がるためにギャングになった少年。いろんな奴らがいた。力を制限するあまりに力に翻弄されている。

 「アームストロング候補!彼ら個性に振りまされた犯罪者や個性で戦争犯罪まがいをした兵士などに会いに行ってるらしいですが、反社会的勢力の仲間、ヴィランを支持するのですか!」
 リベラル・ペーパーズの記者がニヤニヤしながら質問してくる。俺に殴り返されないという自信と相手を痛ぶれるチャンスとばかりにやってくる。俺はこういう傍観者ぶる加害者が一番嫌いだ。

 「だからどうした!奴らは精一杯生きていた。腕がなくなった!作戦が戦争犯罪だった!個性による見た目の変化で就職ができなかった!無個性だからと迫害された!お前にはおかしく見えてそれがヴィランと言うかもしれねぇ!だがな、アイツらを歪だというがそれが俺には宝石に見えた。」
 記者は驚いている何だこいつは?本当に馬鹿なのか?大学出ているのに馬鹿なら努力が足りないってことだ。親や自分の金や奨学金をドブに捨てただけだ。その金をアメリカの孤児やスラムのいま必死に上り詰めようとするアメリカスピリッツを持つ彼らに渡したほうがマシだ。

 「個性に頼り切り個性で努力もせず、ただ毎日を個性の自慢と自分の個性の優越感で過ごす上流階級よりもだ!個性、個性いうがリベラル・ペーパーズは会社として個性重視主義や個性婚を支持してるのか?個性に振り回されてるのはリベラル・ペーパーズじゃないのか?支持政党のデモクラシが負けそうだからそうやる甘えさせてる根性がアメリカを堕落させたんだ。」
 周りにいた支持者から賛同の声が上がるアメリカもまだ捨てたもんじゃない。愛国者の作り上げたミームがないのが素晴らしい。一度、利権が精算された個性紛争のあとにまた地下に潜り金と物資を備蓄していた金持ちインテリが幅を利かせて混乱した社
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