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俺のヴィジランテ合衆国
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俺自身がアメリカだって思っている。儚いものが好きなお前らと違ってな。オールマイト。今の拝金主義、権威主義、エリート主義、自由を勝ち取ろうとも、自由であろうとも開拓の闘いも忘れて、個性という異能のゆりかごで安寧を得ようとする。努力を忘れた個性過激社会で優生学に基づいた個性婚が跋扈する世の中にどこにヒーローがいやがる?俺に対する支持は偉大なるアメリカと共に個性が生み出した社会の歪みに対する怒りなんだよ。だが‥‥。」
 俺は再びやつの前に歩く。コロラド州知事としての答えは言ったがまだ俺個人の答えは言ってねぇ。

 「そんな馬鹿な話が!じゃなければどうやってそんなことを。」
 個性に頼りすぎた結果なんだろうお前らの。

 「そんなことを知ったこっちゃねぇ!オレが気に入らねぇものをぶん殴る!それが支持者だろうと俺自身だろうと気に入らねぇから殴る!それが!俺の!アメリカだ!星条旗舐めんじゃねぇ!」
 殴る前にある声が俺にかかった。

 「心配するな!私が来た!ヴィジランテアメリカ連合国、初代大統領アームストロングと名乗ってるらしいが大統領として‥‥。」
 こいつがオールマイトか。アメリカをこいつに叩き込んでやる。アメリカにはアメリカの意志がある。そのヒーロー精神とアメリカンスピリット。どっちが強いかやるしかないよな。

 「だからどうした!」
 俺は走り出した。オールマイトに向かって、いや、アメリカのアメリカンとして、これが本当のアメリカなのだから!






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