1
[2/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のせいにして、ルサンチマンを抱き、常に文句をいうだけでは人間ではなく衆愚だ。そんなのはアメリカじゃねぇ。それはイギリスやフランスなどの茄子が腐ったようなエリート主義者の発言だ。生まれは選べないが鍛錬は選べる。
強大な意志と精神力がある思想これがアメリカだ!決してそんな酒を飲んで負けを嘆いて何もしない敗北主義者の皮肉屋がアメリカなわけがねぇ!
「まずはクリップがあったか?」
マネークリップや財布はどうなってるのか確認はしてなかった。そもそもこのスーツは破れたはずだが何故、着てるんだ?誰の仕業だ?もしや、愛国者達か?
「まぁ、どうだっていいことだ。気に食わなかったらぶん殴る。」
スーツを探るとマネークリップには600ドル、財布にはカードが入っていたがカードを使うと俺の居場所がバレるかも知れねぇ。道路を走ると前からタクシーがやってくる。今の場所にやってくるのは観光客を乗せてるか、そのふりをして死体を片付けに来たマフィアぐらいだろう。
後者なら楽に殴って金と情報を聞ける。怠惰なだけの市民は殴るわけにはいかないからな。
すれ違いざまに目を見る。やつは人を殺したことがあると瞬時に理解をする。それは上院議員ならわかる。
車が後ろで止まった。瞬時に俺は振り返りざまに走って、降りてきてショットガンを構える奴を無視して殴り飛ばした。
「てめぇ!何者だ!喋りやがれ!」
一発、二発殴ると体が固まった。何だこいつは?催眠術やそのような怪しいことをやったのか!
「痛いぞこの筋肉だるまが!お前なんで殴りやがって俺の正体を見破ったのか?そうだよ俺が連続爆弾魔・ティンダー様だ!」
テロリストかじゃあ、生かしておく意味はねぇな。テロリストと戦士は違う。こいつは戦士ではない。テロリストは社会を変革させる気がなく単なるルサンチマンで社会を破壊しようとする異常者だ。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
立ち上がろうとするが深海にいるようにまとわり付きやがる。何だこいつは?資料にあったサイコ・マンティスの仲間か?
「無理だぜ。俺の個性は爆弾じゃない。奴らコメンテーターは馬鹿だからわかりやしないんだよ。冥土の土産に教えてやる。俺の個性は俺自身を含めた密度変化だ。お前の筋繊維の密度を変化させて立てなくしてるんだ。俺自体の筋繊維を強化すればお前のパンチなんか効きやしない。わかったか?マッチョマン。筋肉なんか個性社会では見せかけなんだよ!」
個性?なんのことだ?まて、よく見ればこいつが喋るアメリカンには訛がねぇもしかしてだが。タクシーのナンバーの桁数も違いやがる。そうか、ここは別次元なのかもしれねぇ。
ディーテ世界。眉唾と思っていたが存在したのだろう。ならば別の展開を迎えて発展したアメリカに俺がやってきたのかも
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ