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帝国兵となってしまった。
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せるそれが俺の定めだ。」
 窓の外に浮かんだ月に向かって俺は呟いた。月に誓おう、この気持ちは正しく人類は独り立ちをする時が来た。例えばこの世界に宇宙の意志がわかる守護者や地球の守護者がいたとしよう、各地の国の守護者がいたとしよう。

 守護者が保護者として過保護に支配を続けて道を決めるのは明らかにおかしいのだ。消えるべき時は消えて、生きるべきときは生きる。それこそが自然、人間もまた大自然の一部だ。そうだろう人類には手と足がある自分の足で立てる。手でお互いの手を取り合えるのだ。その手に武器を持たなくても、人は現状と戦い続けれる。荒れた大地も切り開ける、運命ですら!それ故に俺は神を殺す。国破れて山河ありというが国破れても人が生きている限りその国は立ち上がれる。国がなくても人々が国を作る、人が人を作る。人を再生産する大地を作る、大地を耕すことを“転じて”カルチャーと呼ぶのだ。

 人々の軌跡が奇跡として作り上げた人類の畝を神が壊すというのならば、神を殺す。何度だって殺す。俺はお前を許しはしない。人間はお前の家畜ではない。ふざけるのは信仰だけにしろ。人は服を着ているだけの猿かもしれないが猿が服を着て一枚皮を被ることで人なんだ。獣ではない人間たちの軌跡の畝を、人の血や涙に汗で出来た大河をお前が壊す権利はない。人が神の家畜にされるのは許すわけにはいかない。なぜなら、俺は人間だからだ。傲慢でも高慢でも不遜とでも傲岸、倨傲、驕慢、暴慢、有頂天になったと言われても良い。俺は人間として生きて、人間として死ねる。そんな世界が良いだけなんだ。明日の飯が茶碗に入ってない不幸はある。それはまだ許せる。しかし、人が人間としてではなく家畜として扱われて営みを出来ずに人間という地上の星(色彩)が大地という宇宙(キャンパス)瞬き(デッサン)ができないのは許せない。

 こんなにも世界は輝き瞬いているのに信仰だけを欲しがるから落ちぶれるしかないのだ。信仰は単なる儀礼だ。本質的な人々の営み、息遣い、手触り、匂い、歩みを見ていないから誰にだって忘れられる。人間を愛せないのに、人間から愛されるわけもない。だから、俺が存在Xお前に愛をあげよう。愛の痛みを知り、ニンゲンを人間として見れたならお前は愛されるだろう。しかし、ニンゲンを人間として見れずに愛せないならばお前は信仰される価値はない。愛を知らない化け物を討伐するのが一般人でしかない俺の仕事だ。

 いつだって一般人が化け物を、化け物を倒したあとの化け物に落ちた英雄を、英雄だと思っている存在を倒してきた。そのサイクルでしかない。存在Xを殺して化け物になったのならば俺も一般人に殺されよう。それが運命というものだ。欲しがった結果何も手に入らないのもまた運命だ。お前の業を俺が根こそぎ刈り取ってやる。手に入らないから欲しがるのだ欲しが
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