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それにしても何故か女性軍人に話しかけても口を抑えて固まられるだけだし、縁談だって来やしない、俺は一般人なのだ。おかしいな高級軍人になれば縁談の一つや二つ来てもおかしくない。逃げたら一つ、進めば二つなんていうがなにも手に入りはしない。なんで、女性に避けられるのだろうか?見た目だってマルセイユとリヒトホーフェンの中間みたいなTheドイツパイロットって顔立ちで金髪なのに、身長も最近計ったら173cmだったし、栄養失調が多い中で帝国では平均身長だ。おかしい見た目はパスしているはずなのに……もしかして、臭うのだろうか?平時は一日一回風呂とサウナに入り、シャワーは2回はしているし、1週間に一回は散髪しているぐらい小綺麗にしているのに。
歯並びも矯正したからしっかりしてるし、歯磨きも日に3回するのに清潔感が足りないのだろうか?何にせよ大した問題でもない気がする。
と言うのを考えている間に、基地に着いた。
ここがフランソワとの国境近くであるがフランソワと開戦したならば即座に撤退する地帯である。係争地からの部隊の脱出により、フランソワ内の世論を二分させ係争地以上に帝国領土ライン川近くに攻め込ませてフランソワ軍の補給線が伸びた時点で反転攻勢を開始するそれが筋書きだ。各所に坑道も掘り進めていると聞く。後方分断からの殲滅と思うがそんな力が帝国にあるかはわからないのが現状だ。
「これは……。」
倉庫に並ぶのは五十両以上の三号戦車という名称で作られた国民の麦が作った戦車が並んでいる。乗員5名、全車両に無線機と側面につけられた薄い鉄板の前掛け、長5cm砲と水密装備、足回りは幅広い履帯が搭載されたトーションバーの31トンらしい。
「これがこの基地の主力か?」
並んでいる三号戦車に呟くと隣から声をかけられた。
「少将閣下ですね?小官は先に到着しました参謀のホルンガー大佐です。この戦車達は主力じゃありません。これらは囮用で本来ならばイスパニアとダキアに輸出する二線級ですよ。本来は指揮用に配備されているあの四号戦車が我が軍の主力です。」
そこにあったのは、40トンはある戦車、主砲は長75cm砲だ。装甲も傾斜しており側面につけられた鉄板にはゴムとタイルとベニア板がついていた。
「見た目は悪いですが帝国で名高い窯のマルセンタイルが貼られているだけあって側面でも正面並の装甲だと整備班が言っております。あちらには国民の麦の協力により、車体と規格が統一された騎兵用、砲兵用、歩兵用、戦車兵用、空軍用の砲自走車があります。配備される用途と部隊により名前は変わりますが。」
見てみると、自走砲、突撃砲、駆逐戦車、砲戦車、戦車駆逐車、対戦車自走砲などなどの区分で分かれてるのがよくわかる。各兵科により微妙な差があるのもわかるし、天板が手榴弾を
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