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帝国兵となってしまった。
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 あれから、もう少しは月日がたった。その実2週間、体感では3日ぐらいに感じるほどに、バタバタとしていてとてもではないが退官できる様子ではない。この2週間の間にもルメリアの崩壊により世界に生まれた余波が世界に走り回る津波のように押し寄せる中で、俺は事務作業ばかりだったので、この事変について考えを巡らせていた。こんなことのせいで忙しくなったからだ。なんで、こんなことになってしまったのか。俺が何をしたというのか?誰のせいだ?バークマンか?いや、これも俺が‥‥。

 脳裏に電流と光が走る。そうかそうだったのか現状、俺が記憶している限りの状況証拠しかないのだが、まだおそらくとしかつけれないが‥‥それでも結論としては俺が考えるに、このルメリア革命についての主犯は、やはりあのバークマンとその下の青年将校たちではないかと睨んでいる。

 それでは語弊があるかもしれない、より確実にはバークマンと青年将校たち、それらに対して何故できたのかで考えてみよう。資金を出したのはダキア開発とイルドアとの貿易で富を得た帝国企業、国民の麦の会、保守派貴族などが合わさったのかもしれない。特に国民の麦の会は何を考えているのか、国債を無制限買い取りをやってると言われている。国内で借金を抱えている限りは帝国はまだ大丈夫なんだろう。

 一部の理由ではあるがいろんな事変を経て帝国軍の政策は一気に変わり始めていた。大改革と言われるダキアからイスパニア事変で戦った部隊を中核に即応部隊の創設・拡充をしようとバークマンがむりやり参謀本部に捩じ込んで認めさせたと言う噂がある。

 これらの即応部隊はイスパニアの戦訓を取り入れた機動力と打撃力を合わせた部隊を官民一体で共に作り上げると、そこで陸海空近衛を合わせた4軍からそれぞれ1個連隊を抽出して、師団を形成し、その師団は予備戦力も2個連隊を確保すると言われている。そして、所属は皇帝直属という形で柔軟に戦地で対応すると噂されていた。つまりは、皇帝直属という対応でどんな戦線にも展開できてすぐにどこにでも投入でき転戦させられるという、最高の火消しをするための便利屋という扱いだろう。

 抽出されるのは精鋭だとされるが各軍の厄介者と志願者に高級な新兵器を与えて突っ込ませるだけではないかルーシー的運用と揶揄されていた。まだそれを認めるには参謀本部は実績や運用資料などが足りないとごねているとも聞いている。ならば、それを黙らせるために手頃なルメリアで試した可能性はないだろうか?話によるとカマル・エタータークは実はパシャであり、疲弊した祖国を取り戻すといった演説と陸軍大臣のエルディン・ベイルらと手を結んでいたと思われる。じゃなければエルディンが首相としていないだろう。

 話はそれたが、基本がルメリア革命に参加したと疑われる兵士の多く、その基盤になる各軍の
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