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た部屋で退官の準備をしていると慌てて走ってくる音が聞こえる。まさか、あと1ヶ月あるにも関わらず、もしや協商が侵略してきたのだろうか?
「えぇい!冗談ではない!」
もうすぐ退官の準備が終わるのになぜそうなる!だが、よくよく考えれば協商と共和国にゼートゥーアとレルゲンが対応してくれるはずだ。共和国からの横なぐりさえなければ、協商はだらしない国家だ。しかし、困ることは困る。それにしても副官がつかないんだな。もう辞めるからいいけど。
「フリードリヒ・デニーキン・ジシュカ准将閣下!伝令です!」
その言葉に俺は固まる。で、中身はどうなんだ?伝令は続けて答えた。
「ルメリアで政変あり!ヨサップ・ブラウス率いる半島人民戦線がルメリアの半島部分で革命を起こしました!その混乱に乗じてカマル・エタータークの大国民議会と呼称ざれる部隊が首都を制圧し、トルクメーン諸共和国連邦を立ち上げました!その際、ダキア語や帝国語を話す謎の大釜を掲げた義勇軍が参戦したことで批判を帝国は浴びています!」
知らねーよ。どうなってんだよ!俺の退官はどうなるんだ!
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