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に付き合わされる予定で、それ以外にも秋津島との友好のパーティなどの予約の話が沢山ありどうもしようがない。身動取れなくなるんだろうなと思いながら退院の書類にサインをした。
退院後に基地に向かうが色々な用事や式典等が入り、次々に呼ばれてばかりで俺は断ろうにも断りきれない。逆転の発想で長々とした呼ばれごとにばかり顔を出すことにした。帝国人はその点は理知的で約束を重んじすぎる傾向があり、先に約束が入っていたのならば多少身分の差は無視してそちらを優先してくださいとなるわけだ。
リーデルも足を治したあとにリハビリと称して、無我夢中で空を飛んで追撃をしていたらしく、多大なる戦果からダイヤモンド柏葉剣付銀翼十字勲章の受勲をされたと言われている。イスパニア戦役での全体のリーデルの戦果を資料で見たが、戦艦5隻撃沈、戦艦1隻大破、巡洋艦3隻大破無いし撃沈、駆逐艦8隻撃沈、その他補助艦50隻大破ないし撃沈、対空砲68門、列車砲6両、装甲列車9両、装甲車120台以上、戦車(自走砲などを含む)80両、航空機19機撃墜、トーチカ37基、捕虜基地解放などそれ以外にも並んでいたがあいつ本当に人間か?掃討戦全てに参加している。一日に17回出撃して雷雨の中、爆撃機が出撃出来ないと言われた為に爆撃機用200キロ爆弾を背負って急降下強襲で敵司令部破壊、パイロット不足のために爆撃機を操縦をして、急降下爆撃により敵列車砲破壊などありえない文字しか書いてなかったので見なかったことにした。
それでも、断っていたのだがバークマンによる凱旋式には出なければならず、周りの士官たちが馬に乗る中、一人最先頭で飛ぶ羽目になった。手綱は握れるが一応、安静にしてということだから飛ぶということらしい。飛べなくなったら後方の車に乗れと言われていた。
「この感覚は‥‥。また来たか!狼狽え弾など!」
大通りに差し掛かると嫌な予感がしてバークマンやモーゼルなどが乗る車に飛び乗ると近くのビルから放たれた弾丸を防殻術式を展開しつつ、魔導刃で弾き返した。予感や勘はよく当たっていたほうだが、それでも最近は尖りすぎている。
「流石だな准将。なぁ、大丈夫だろうといっただろう?モーゼル将軍。後は狐狩りだな。」
バークマンのその言葉と憲兵隊なのだろうか?一斉に街に展開する。
「ただいま、対象を確保して参りました。」
黒髪の小太りの男がそう言うと手を叩き、憲兵隊が公衆の面前に犯人を投げ出す。
「そうか結構。」
再び、凱旋式が再開されたのだが、後の調べで、ものの十数分で捕まった犯人は国内の独立派民族主義者であり、持っていた銃がやはり、偽装されたイルドアの歩兵銃や白樺ではなくクルミで作られたルーシーの歩兵銃。連合王国だろうが奴らのやり方は執拗で陰険で同時に大陸の殆どを掌握することに
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