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帝国兵となってしまった。
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んか、俺を便利ユニットかなにかかと勘違いしてないか?そんな勝ってこいとか言われて喜んでと言えるジャパニーズビジネスマンはバブルのときに死滅しただろ。こっちが現場にいるんだよ。

 そもそも、上級大佐ってなに?また訳の分からない階級が出てきたよ。昇進スピードバグってるんですけど。デバッグ誰もしてないのか?イカれてるぞお前。なんでも上級とか特務とか着ければ良い訳じゃないからな!

 このままのスピード行くと来年の末までに軍にいたら中将になってるだろこれ。おい、誰も人事に口出さないのかよヤン・ウェンリーの出世スピードも越えたわ。あの末期終末ボコボコ出世乱打マシーン同盟より上とかおかしいよ。不正な出世スピードだろ。バスの下の床を外してエスケープするぞ。というか俺どこに所属してるんだろうか?近衛下なのか?参謀本部下なのか?謎すぎる。

 不満しかないがバークマンは決裁印をこちらを無視して押してしまった。頭の中に浮かぶなんで?という感情を置き去りにして、決裁印が示すのは出世だ。従って俺はこの瞬間に2個師団を指揮する立場になった。

 「上級大佐、貴官も飲むか?」
 ウィスキーを注いで俺の前に置くが、そんなものはいらない。

 「バークマン近衛大将。酒は判断を鈍らせます。小官は控えておきます。それに、飲むのならば自ら功績を立てて貰って味わうのが筋でしょう。私は飲むべきではないです。しかし、クリスマス作戦ならば部下には酒を貰いたく。小官の功績はすべて部下のものですので。」
 もうこれ以上、出世してたまるかと固辞するとバークマンが大声で笑っていた。頭狂ったのかな?原因はじゃがいもの食い過ぎか?

 出世についてイスパニア本部でいろんな将校と話してこの理不尽な出世に抗議してもらう為にも、自分はそんな力がない、皆のほうが力がある、俺の功績はすべて部下のものと言うとバークマン将軍ほどの軍人が言うなら当然だろうやそういう配慮も出来るなら政治が出来るのだから出世も納得だとか何とか言われて終わった。みんな認識バグってるんじゃないか?これが認知バイアスか?俺は言われたことを部下に任せて言われた通りにやっただけだぞ。

 

 それから、たったの2週間で俺は演説台に立つ羽目になった。

 「諸君ら、これより第3次イスパニア共同体攻勢を行う。この戦いは勝ち戦だと思っている諸君らに新たな事実を伝えるためにある。敵は我々の寛容な降伏勧告に対し、例え一人でも戦う意志を見せるならばそれを叶えるのがこの国だと返してきており、司令部は奴らの心を折るには塹壕を叩き潰さねばならないという合理的見解に至ったようだ。そして何よりもだ。」
 俺は空を見た。イルドアと帝国とダキアの航空機がクーデター軍討伐のために別方向に向かうところだろう。

 「知っての通りだろうが、モ
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