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コリスだ。多分仲が悪いだろう。巻き込まれるのはゴメンなので適当な席に座っていた人物をそちらに座らせ、両隣を見る。南方大陸のアラブ人風な人と黒人だ。彼らなら喧嘩はしないだろう。その間に座り、彼らにも茶を渡す。
「なぜこちらに?」
恐らく、アブデル・ナッシャーだろう。彼に対して俺が面倒事は沢山だからなんてことは言えない。
「何故と聞く時点でおかしいだろう?皆、自由を求める同志だ。座るところも自由じゃないとな。旧大陸人は旧大陸人で固まって座るのは固定概念に過ぎない。旧大陸も南方大陸も地図上での上下しかない。人間なら尚更だろう?我々を隔てるものはなにもないのだからこちらに座っても問題ない筈さ。」
そんなことを言うとアブデルだろう人物は高笑いをはじめその場の人物のほぼ全てが笑い出した。
「中佐はそんな人なのだなと確かにそうだと言えますね。気付かないうちに中佐はあちらに座ると思ってましたよ。」
いや、絶対嫌なんだがあんなギスギスしそうな席。
「そんなことはない。私の心はここにある。あちら側にはないさ。」
会談は始まったばかりだ。なんでこんなことになったんだろうな?世界情勢を鑑みるとゲームじゃないんだぞ!ハーツオブアイアンや提督の決断じゃないんだからあちこちで戦うなよ!それになんでこんな大事になるんだよ!おかしいぞ‥?実質的にイルドアと軍事同盟的な何かになりつつあるし、原作よりかなりまずいことになるんじゃないのか?
横を見ると窓際に飾ってあったサボテンが花をつけていた。
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