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特に税金を取るわけでもない上に独立支援をしているのだから当然といえばそうなのだろうか?帝国企業がかなりの額のインフラ投資や上下水道工事、電話線敷設、帝国製の海底ケーブルプランまであり、世界に対して素晴らしい国アピールをしている。
そして、各独立政府という体のカルターニャ自治政府やガスコー自治政府、バレルシガ自治政府に対して多額の借款を帝国は行なっており、彼らも彼らで地中海連邦として独自通貨のエスクードを発行しており、3州が合わさった額の保有金銀で保証されている体だが、実際は帝国の軍事力で保証されている通貨だ。
印刷も帝国中央銀行が委託されていたりもする。完全な植民地な気もするが帝国の政治家はガバガバなので地中海連邦にはフリーハンドを与えている。多くの支援の実態は紐付きだったり、帝国の旧式兵器更新のために3州に売却され、それぞれが州軍を持っているという事態に至っていた。
そのため、ピッケルハウベを被った州軍の警備隊がそこら中にいる。
「ジシュカ中佐殿でしょうか!お迎えに上がりました!」
服装を見るにカルターニャの州軍だろう。前職は教員でしたみたいな見た目をしている。まぁ、上等なのだろうな。
「それでは頼む。」
案内されて機体に乗ると座席に着いた。快適な空の旅であり、眠くなって微睡んでいる間にバレルシガに到着した。
バレルシガの空は曇っていた。しかし、人々の顔は晴れていた。
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