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帝国兵となってしまった。
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。もう、神話は終わったのだ。

 英雄が時代を作るのはもうない。一般人の俺は分からないのだ。英雄になれるとしたら、英雄になるべきだとしたらやはりターニャ達だろう。俺は単なる一般人にすぎないのだから。

 濃紺の夜空が青く見える、瞬く星々が何かを伝えるためのモールス信号のように光を放ち、まるで体が穿たれた様に金縛りのような感覚が一瞬したが無視をする。なんの意味も持たない感傷ならばただまぶたを閉じてゆっくりと息を吐いて肺を空にして流し込む、空気が薄い場所はこうしたほうが素早く吸える。そうかなるほど、寒さで頭が冴え渡る。大統領府と奴らの本部があると思われる地下鉄に部隊を分ける。星の輝きが俺に力をくれたならば、星から与えられたものは星でなくては奪えないだろう。

 あれは流れ星か彗星か。どちらにせよ、やることは一緒さ。死ぬときは死ぬのだから不条理に理不尽に死ぬこともあるかもしれないがそれは人の手で、人のやり方で人は死なねばならない。人の世は人でやれる!死ぬ原因は自然と人で十分だ神が入り込む余地はない。

 雲の海に浮かぶ夜空の航海はそろそろ終わろうとしている。機器が示す場所はそろそろイスパニア首都ということだ。つまりは始まりだ。そして、これは失敗するだろうから終わりでもある。


 「オットーはリーデル達と共に大統領府に行ってくれ。小官は敵の拠点になっているだろう地下鉄に向かう。総員、戦闘開始!信じたいもののために戦え!終わりに出るであろう小官の財布を破産させるための酒のためにとかな!」
 冗談を言うとまず市民に逃げる暇を与えるために魔力による宣言を開始した。

 「これより、ダキア義勇軍はマドリッドーリに爆撃を開始する!15分後に爆撃をする!非戦闘員は退避されたし!非戦闘員は退避されたし!15分を過ぎていた場合は戦闘員とみなされる危険性がある!諸君らを傷つけたくはない!」
 言うとすぐさまに逆さ吊りのように深く深く空に沈んでいく、対空砲や機関銃は全く動きを見せない。何が起きてるのかわからないのだろう。
 
 サーチライトが空を照らし出すが高度があってないのか右往左往している。こちらが潜入している間に爆撃を始めるだろう。そうすれば対空陣地が丸裸だ。そこに爆弾を叩きつけるのを命じてあるからやれるはずだ。

 僚機になった魔導師で何故か全身黒く染めてるやばめなやつのエドワードと他3名と共に駅前の教会の鐘があったであろう入り込むと鐘楼のはしごを通り、全員下に降りた。そして、もっている小銃からステンガンもどきとC96もどきに皆、持ち替えた。そして、街へ出る。

 頭が冴える。
 
 「曲がり角から中隊規模が来る。グレネードを使うぞ。」
 手榴弾を3つ、投げると曲がり角から曲がりきらずに敵が木っ端微塵になる。

 「なぜ、中
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