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しないガスコー人らを集めて、彼等が得意なガリ版刷りで大量に首都は内部の王国主義者および義勇兵に紛れ込んだ王国主義者により包囲されたとばらまく。
相手が混乱している間に爆撃とともにこちらが降下して、敵の大統領官邸まで一気に行く。そこにエマニュエルがいない可能性もあるがやったということが重要なのである。
そうしようと命令を出してから俺は寝たが、朝起きたときには秋津島観戦武官が集まっており、彼らが催し物をしてくれるらしく、許可を求められたので快く受け入れたのだが、そこから数時間後に集まった先には楽器を持つ秋津島観戦武官がいた。
「音楽か‥なるほど。確かに。」
レコードを持ってきていたりとそういう場面が多いこの派遣軍であるが頑張って彼らが練習した音楽は下手だとしても価値はあるだろう。なぜならば努力には無償の価値があるのだから。
「これは帝国軍のために我々秋津島の音楽をマーチに作り直した曲です。」
音楽が進むと聞いている帝国軍人もリズムを取るがそれ以上に俺は気になったことがあった。どう聞いても吉志舞マーチバージョンでほぼ自衛隊マーチの怪獣大戦争マーチに近い。縁起でもない。
やめてくれとも言えずに聞き終わると帝国軍人達は立ち上がり拍手をする。礼儀だからな。
彼らは彼らで帝国軍人として帝国国歌を返しに歌って、このまま出撃となった。
この曲で出撃するとか悪い予感しかしないが、まだメアリー・スーがいるわけでもないし、作戦は失敗して帰ってこれて俺は予備役になるだろう。戦いの場より俺にはまぁまぁ平和なところにいるほうが似合うのだ。
帝国軍旗が翻るイスパニアの空の下、そう強く思った。
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