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帝国兵となってしまった。
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スと将棋ができるんだ?」
 それを俺に聞かれても知らない。出来るからやってる。前々からインターネット将棋をしてる合間にチェスをしながら、ソシャゲーをして撮りためたドラマやアニメを見ていたから普通でしょう。

 「まるでジュルヌ・ベルスのSF小説のようだ!」
 知らんがな。でも、いきなり異世界なんだからSFはあってるよ。少し不思議じゃなくて少し不愉快な紅茶の国がいるが。なんで、わけわからないことをして収集つかなくなるのかわからない。

 「これがわからない。」
 これがわからないとか言われても俺がずっとわけわかんねーよここ数年で中佐だぞ。ヤン・ウェンリーじゃないんだから出世ガバガバブルース・アッシュビー戦死大元帥とか嫌だぞ。これがわからないとか頭カヤキスか?

 負けるんだからこの国。そういえば、規格統一法や国家総動員法を帝国とダキアが作ったらしいがどうなってるんだ?全く。待てよ。勝つ、勝たない?そうか!観戦武官達を外に退場してもらってから俺は伝えるために目隠しを取った。

 「勝たなければいいんだ!簡単だったな答えは。よし!これより、ガスコー地域まで撤退する。アルベルトもオルトーもグロプも隊をまとめろ。この戦い。勝たねば勝てる。」
 なんだかみんなバカみたいな顔をしてるが、俺が物資をまとめ始めると渋々、準備を開始した。

 「撤退するにも許可が必要です!」
 アルベルトが言うのは当然だが残念ながら、増援部隊は指揮系統は帝国本土、こっちの本当の上司はバークマンで陛下からの命令だ。つまり、統帥権を持つ陛下の直属の指揮下にある我々は帝国本土からの命令に統帥権を言えば拒否できる。

 「我々の上司はバークマン将軍で、もっと言えばその上は陛下だ。果たして、本土の参謀本部は我々を止めれるかな?こう言えばいい。陛下の統帥権を犯し自らの領分を忘れたのか!とな。それに気付いたときにはこっちはガスコー地域にいる。そしてだ。ガスコーは抗戦地帯になる。連合王国の援軍はガスコーに来る。奴らの動きは見えた。」
 つまり、連合王国はこちらの後背地を取って講和させる勝ちはしないが負けはしないというやり口をしだしたのだ。ならば、盤面をひっくり返せばいい。これらはそもそも連合王国が作り出した盤面ならば罠や伏兵はあって当然、こっちは勝てない。しかし、この用意された盤面で勝たなければいい。ひっくり返せばいいだけだったのだ。

 コペルニクス的転回だ。そして、それはできる。なんやかんや機甲部隊はこちらはあるし展開中の部隊をガスコーに固めれば負けはしない。うまくやれば、奴らの首相の首を飛ばせるだろう。それに上陸する前の敵が一番、柔らかいのだ。柔らかくなってるうちに頂こう。まるで料理だな。

 2週間かけて撤退を終えるとやはり、ガスコーにやってきた連合王国巡洋
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