17
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の開発の主任官をやっており、飛行機から戦車から戦艦まで幅広くやっていながらも、作家として執筆活動もして、航空機パイロットでもあり、潜水艦にも乗り、バイクで連合王国縦断記録を持ち、丸太をくり抜いた船でドードーバード海峡を横断したり、ガレー船で冬の海を渡り、協商連合まで横断したりと狂っていると言われている。
その話を聞くだけでもげんなりだが、最近は冬の海をガレー船でグリーンランド的な島まで行ったりと冒険家としても名を馳せる連合王国の一代のみ認められた貴族様らしい。
ニビルはなんなのか知らないが大航海時代にでもタイムスリップしてろよとしか思えないのが感想だし、なんでわけわかんないのがいるんですか?ちょっと存在X手抜き工事したのか?
「大丈夫かは知りませんが現状、第一陣を20万にするのは期待をしてるということでしょうし、勝算はたっぷりなのでは?あと第二陣も構えてるらしいですから、最終的にはなんと60万を予定しているとか。イルドアとの早食い競争には負けない気なのでしょう。それにしても、何故、今更になってから反乱をイスパニア軍が起こしたか気になりますが。」
たしかにそれはそうだ。武器が集まったとか?武器なんか生えてくるものじゃない。彼岸島の丸太みたく生えてくるなら別だがそんなものじゃない。
「アルベルト、どこかの国の介入があって、内部バランスが崩れたのかもしれない。鹵獲兵器を見て確かめるか。」
鹵獲した兵器を見ればすぐにわかる。奴らが何を使っているかを。オルトーたちが捕虜にした人間を含めて気になるのは何者の介入かだ。
それに武器によっては奴らは変わる。届けられたイスパニア共同体派の武器の木箱をバールで開くとこの形状は‥‥。
「アカの小銃‥‥モスコー・ナガンですね。」
確かにパッと見はそう見えるがこの材質は‥‥。
「ニスの仕上げが完璧で、木材はクルミ材だ。あの国ならば輸出に向かない白樺系統を銃に使うはずだ。それに鋳造にしてはきれいな銃身、なにより、各パーツがあの国よりイルドアのクルカノ小銃に似ている。そしてレバーの丸がでかすぎる。さすがのあの国の人間もここまで手はでかくはない。」
明らかにこれはあの国ではなく、あのルーシーの仕業と見せかけるために作られたらまがい物だ。白樺が手に入らなくてクルミを使ったのだろうが柔らかさと軽さでわかる。
「つまり、これはイルドアの?」
それは早計だ。なによりこの違和感の正体は‥‥定規を持ってきて図るとはっきりとした。
「イルドアがイスパニアにルーシー国と偽って、モスコー・ナガンの偽物を供与した体で、連合王国が供与しているのだと思う。インチだからセンチでやるとこうもブレるのだ。それにこれは見たことがある。ダキアの革命組織が持っていたモスコー・ナガンもこ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ