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笑しながらホテルの備え付けのウィスキーを開けてお互いに一杯飲むと寝ることになった。
俺はその日、夢を見た。気持ち悪い紅茶のおっさんとハゲのおっさんが大好きなやつにコズミックに追いかけられまくるおっさんにうる星やつらされるような気色悪い夢だ。どんなことなんだよ。俺が何をしたんだ!これだから紅茶は嫌なんだと言う思い出いっぱいになったときに、緑の光を見た気がした。
「朝か。」
寝起きは最悪だ。いろんなことを差し引いても最悪だ。なんて言っていられないのが社会人の辛いところ。どうやっても職場に向かわなければならない。
すぐさま着替えて、頼んだ覚えがないのにベルボーイが来たので縛り上げて問い詰めるとイスパニア共同体の刺客だという。一向宗とボリシェヴィキは同じくらいしつこいのだなと思いながら、随伴していた憲兵隊に突き出すと何故か青い顔をされた。
「朝からルームサービスとは共同体もやりますね。」
そうなのだ。独立主義者が多い地域だからこそ、共同体は無理強いできなかったのだ下手に無理強いしたら独立されてしまうのだから。
クーデター中にこそ、別なクーデターや独立は起きやすい。やろうと思う使命感が奴らを動かせるのだから。
襟元を正すと北征へと出かけることとなった。
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