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ロプというそうですね。戦闘爆撃機なる試みがうまく行けばいいですが。」
もうそれ、ダキアとかいうがパイロットはほとんど中身が帝国軍人だろ。アホじゃなくてもわかる。そりゃあ、ほとんど数ヶ月だとパイロットなんか作れないだろうけどさ。
「どこまで勝利できると思う?」
正直不安しかない。急がないとポルトガル的な国がないためマカロネシアはイスパニアのものだ。これを機に連合王国がここを確保するために参戦してくるかもしれない。そうなれば代理戦争を飛び抜ける可能性もある。
「勝利ができるかなんて誰も知りませんよ。それがわかっていたら我々軍人の仕事はないじゃないですか。」
それもそうだよな。それにしても不安要素は色々とある秋津島もそうだが、かなり原作が変わっている点もだ。もし、ターニャ・デグレチャフが軍人を目指さないとなったら大変だ。誰が地獄で踊るというのだろうか?
俺だと力不足だ。明らかに力不足だ。なぜなら俺は一般人でしかない。一般の‥‥。うん?
「アルベルト、伏せろ。」
アルベルトの腕を引き床に叩きつけて伏せる。その瞬間に弾丸が部屋を通り抜けた。それにしても杜撰だな。手榴弾の一つも投げてこないとは。
「痛い。何も叩きつけることは‥‥。」
アルベルトのボヤキは置いておき、近くにあったビリヤードのキューを振り回し遠心力をつけると術式で肉体を強化して一気に逃げる相手が居そうな場所に投げ込む。しかし、この感じ。
「外したな。ネズミはそこそこいるらしい。ここは戦場ということだな。正面から戦わずにゲリラ戦をしたがる。市民に紛れ込む。市民の被害は無視したやり口だ。」
まったく、軍人なら遊撃戦などせずに居たらいいのに。なんのために軍服や腕章があると思うんだ?
「狩りをしますか?」
今更ながらに遅いが拳銃を出したアルベルトを見て、冷静になった。それは意味がない。
「相手は遊撃戦を使ってこちらを足止めしたがってる。つまり、相手は劣勢だ。それに我々にはあとから増援が来る。その捜査に詳しい憲兵などを要請しよう。我々がすべきなのは遊撃戦に乗らずにただ支配地を広げることだ。」
そう、それだけだ。狙撃などは当たらなければどうということはないハラスメント攻撃に過ぎない。それは後詰めに任せるとして、こっちは進まなければイルドアが美味しくイスパニア料理を完成させてしまう。
そうなっては、それこそなんの意味もない成果もない遠征で、最悪職務怠慢からの銃殺もあるかもしれない。これは皇帝案件なのだ。
「一回襲撃してきたということは今夜はこれ以上はないだろう。寝るぞアルベルト。まさか、寝れないと言わないよな?このくらいで寝れないのならば、大砲飛び交う鉛の雨の塹壕で寝れないだろう?」
そして、アルベルトは苦
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