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帝国兵となってしまった。
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人たちを写真に乗せているが帽子的に陸軍だ。

 観艦式に大量の陸軍がいるのを見るに、観艦式を理由にフランコもどきがいるとするならば陸軍を集めて、各個撃破されないように集結させたと見て間違いはない。

 カルターニアなどはそれをある程度知っていたから義勇軍や新兵を集めていたのだろう。どちらにしても海底ケーブルは反乱軍やカタルーニアが握っているのだから中央政府の不利は揺るがない。

 それに海峡をこの軍事行動で抑えたのは反乱軍だ。海軍にも仲間がいるのならば反乱軍が海軍を制圧したと言っても過言ではない。

 作ったマルゲリータが冷めきらない内に食べきると寝る。よく食べてよく眠るのが一番だ。


 「ピッタリだな。」
 これをやると大体が最寄り駅で目を覚ます。起き上がると帝都を進む。辻タクシーを捕まえて中央参謀本部ではなく皇帝の住まう宮殿に向かう。文官の全権大使であるエルトマンからの書簡は軍よりも宮殿なのだ。それに軍に報告しないことでこれ以上余計な出世もしなくて済むに違いない。俺は出世より、敗者になって忘れられたいのだ。英雄なんてガラじゃないし、分の悪い賭けは好きじゃないのさ。

 「止まれ!臭いな何だお前‥‥あなたはバークマン将軍の!だとしても許可はもらっているのでしょうか!」
 衛兵に止められるが彼らは近衛兵なのでバークマンの部下に当たる。だから、俺を見るなりビビっている。ならいけるな。

 「私は書簡を預かってきた!通してもらおう!」
 そういう俺に顔を見合わせてから覚悟を決めた様子でこちらに向き直る兵士を見て、これは断る気だなとわかり、相手より早く発言をする。

 「君たちが断ろうとも私はイスパニア駐在の全権大使の命令で来ている!君たちが断ろうとしてるのは全権大使に対する干犯行為であり、私は軍の命令で全権大使に従うことになっているのだから、君らがやってることは統帥権への干犯にもなる!更に、全権大使に逆らうのならば陛下の人事に対するこれは陛下に対する大逆だ!今なら、不問にするから避けなさい。もっと大義を、大局をみたまえ!君は兵士だろう?」
 そう言うと通り抜けようとし手前に進んだが衛兵たちは何もしなかった。勢いで適当なことを言ってるだけなのに大丈夫か?この国。

 中庭を見るとおそらく皇帝陛下と見られる男性とバークマンだと思われる男性がお茶会をしている。これは古狸の悪巧みなお茶会ではないのか?と思ったがバークマンは皇帝陛下の副官として2回出征に出て、信頼をされたことにより近衛軍になったらしいので単なる世間話なのかもしれない。自ら走って歩み出る。

 「フリードリヒ・デニーキン・フォン・ジシュカ少佐であります。無礼を承知でお目通りを致します。お二方。に伝令があります。」
 いきなり出てきた俺に護衛が叩き出そうと
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