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あれは何日前のことだろうか?イスパニア共同体の大使館に着いたときにふと、空を見上げると輝く星々に人の思いを考えていたがなぜこんなことになったのだろう。少し前すら思い出させてもくれずに星の代わりに、瞬く爆撃機を相手に13mmのマズルブレーキ付きの対戦車ライフルで狙撃を開始する。
爆撃機はこちらを狙うというから、こちらも狙いやすい。あの勘が冴えわたる。まず、対物ライフルを撃ってから機関銃をばらまく。そうすると吸い込まれるように3機の軽爆撃機が墜落していく。その火の手を背景に何故かいる秋津洲人の部隊が突撃ラッパとドラを鳴らしながら夜間突撃を敢行していき、遠くから「チェスト!」という掛け声を上げながら、一人二人三人と袈裟斬りをしながら斬り伏せる。
その上、和弓を撃っている大尉?のようなのがいる。その上、相手の陣地からはバグパイプの音が鳴り響き、その後にチェストとか言っていた秋津洲人をクレイモア?よくわからないが大剣で叩き飛ばす共同体の募集した国際旅団の腕章を付けた蛮人が突撃をして、向こう側からルーシー義勇軍旗が上がり、革命歌がこだまし、別方面からアルビオン・グレナディアーズが流れたと思うと眼帯で義手だと思われる指揮官が「戦争を楽しめ!」と叫びながらライフルを一斉射し、こちらの機銃砲手が撃ち抜かれる。
「どんな戦いなんだここは!?」
そして、どよめきの音がすべてを持っていこうとしたときに味方が騒ぎ出した。
「え、援軍だー!」
そちらを見るとイルドア軍が軽戦車を先行させて、後ろに騎馬部隊が続く。わかった!もう成るように成れよ。
「ちゅ、中央が敵の蛮勇な突撃で抜かれつつあります。左翼は連絡不通、我々右翼は押されつつあります。ジシュカ中佐、どうしますか?」
野砲などが作り出す戦争オーケストラの中で同じく派遣されてきたダキア人の副官に聞かれた。こちらの部隊は600人余り、それこそ大隊だ。早く決めなければ機を失う。
「総員着剣!これより、一斉射撃のあとに白兵戦を行う。全員に言っておく。容赦なく敵は撃て。だが急ぎすぎるなよ。ゆるりと行けばいい。王道や定石はこちらにある。中隊規模で敵陣を突破し、敵の戦線を寸断するだけでいい。それだけで勝てる。奴らは地に伏せた亀だ。足元を掬ってひっくり返せば手出しはできない。突撃を敢行する。先頭に立つ。遅れるなよ。」
{IMG101671}
塹壕から飛び出して、迫ってきていたルーシー部隊を斬り伏せながら、時にはルーシー人を盾にして突き進むが、アルビオン人たちは無視をして水平射撃をしてくる。
「味方を味方だと思ってないのか!頭の中だけでは世界帝国は考えが違うな!」
ダキア人の一人が言う。なんで、ダキア人ばかりに囲まれてるんだろうか?俺、帝国人だよな?疑問しかないとこ
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