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ぎ、帝国が何方面も戦線を抱えるその巨大な‥‥形容するのならば世界大戦とやらが起こるのは。起きなかった時には貴官とてバークマン近衛中将とて、軍の座を去ることになるだろう。それぐらいの発言をしたのを貴官も自分で覚えておくといい。」
うん?レルゲンは1923年に戦争が起きなければ俺が軍を辞められると言っている。ならば戦争回避に動けば合法的にやめられるのでは?これはイスパニア行きどころではない。
早く、戦争を回避しなくては。じゃなくとも大使館で前線に出ることはないが、大戦も起きないし俺も軍をやめられるこれって最高の上がりってやつじゃないのか?ハッピーエンドってやつだな。頑張るしかないと中央参謀本部を出て、青く晴れ渡る空を見上げてそう感じた。強く感じた。
「どうしてこうなるんだ!お前ら!」
そんなことから数ヶ月が経った日にイスパニア共同体内戦に俺はなぜか巻き込まれて降り注ぐ鉛や爆弾を縫いながら塹壕から塹壕へと走り回る羽目になった。
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