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帝国兵となってしまった。
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て現場を喜ばせる魔法の言葉だ。なら、多少こちらが使っても構わないだろう?なぁ、ジシュカ少佐。何にせよダキアを見た貴官にはつまらないだろう場所だ。硬直した天才や秀才しかいない。やつは食堂と同じくらい硬い仕上がりだ。だから存分に暴れるといい。困ったらわたしの名前を出せ。わかったな。』
 許可や名目を貰ったところで、辻タクシーに乗った。

 「お客さん。軍人だね。いや、スカッとしたね。あんな共産主義者を倒すなんてさ。アイツらは人間じゃないって書いてあった。それに帝国に逃げてきたロマノフスキー貴族たちや市民もみんな、奴らがどれだけ野蛮で人から物を奪うのが趣味なのかも書いてた。あんな奴ら、地上には必要ありませんよ。ねぇ、軍人さん。」
 その後も運転手の饒舌なトークは続き、次に車から降りると不満が溜まってそうなので多めにチップを渡す。そして、中央参謀本部に名前を伝えるとあっさりと入れた。

 その中は確かに質実剛健といった感じで飾り気が少なく無機質を少しだけ感じるものだった。

 そして、レルゲンを探すために色々と歩き回ることに決めたのだった。



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