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らかなのか許されていたし、その集まったものを研究成果と称した資料をつくり、それをモチーフに怪文書を書いて中央参謀本部に送れと無茶言ってくるし何なんだろうなあの人。
二度とバークマンとは直接の上司部下の関係は嫌だな。まぁ、近衛軍団には所属にならないだろうし、まぁいいかなどと思っていた矢先に軍大学への推薦ですべての勲章をつけていけと言われて渋々付けていくことになった。
そんなことを思い出すぐらいには、軍大学の教室の中で浮き倒していた。周りを見るとほとんどが勲章や微章などをこんなにジャラジャラつけてる存在はいない。勲章や徽章を誇る自慢する系の痛いやつに見えてるんじゃないのか?と恥ずかしくなった。
そして、なにより軍学校ではダキアでの世界初の師団規模による空挺降下作戦や狂ってるようなバークマンの司令部突撃戦法による古き良き時代のまるで戦列歩兵を率いる先頭に立つ指揮官のような勇猛果敢な戦いぶりというプロパガンダのことを授業に取り入れており、各々が思う國體の永久保持を為せる国家百年の計などというフレーズで文をかけとか無茶苦茶を言われている。
更に学生たちの間でもダキア軍を近代化させるにはなどほぼダキア騒動へのトークが占めており、学生や講師に振られてこちらが答えるという一人負担システムの確立が起きていた。これがイノベーションというやつか!?
そして塹壕で寝る訓練の際には汚物用の塹壕穴を掘り、お互いに足に異変がないか定期的に調べるバディを組み、ベビーパウダーを塗り、ときには医療術式を使って、足に血の気を戻すやり方をしていると教官にそれは何だ?と聞かれて塹壕足の予防ですという答えを言うと論文にするようにとむちゃを言われる。
そしてたまに見る新聞では世界中が赤狩りがブームであり、特に連合王国ではオックスブリッジ大学を出た7人の高官がスパイ疑惑で罷免されて軍内にも赤狩りが進んでいるらしく、更には合衆国ではマッケンローなる議員が各地で赤狩り演説を行い人気を博し、合州国民主党が選挙で大敗し、実際にルーシーのスパイと見られるホワイト一派が捜査されると世論は大加熱を起こしているらしく、ルーシーからの防波堤として反共資本家は秋津洲や帝国にありあまる投資を行い、資本家たちの主導で反共経済同盟構想が巻き起こっていた。
同時にバークマンから送られてきた手紙ではルーシー内において、粛清されたテロスキーがまだ生きていて、軍の粛清されたはずのトゥハチェフスキーと共にロマノフスキー王朝復権のために活動をしていると噂されて、内部では帝政復権派なる革命活動が見られるとか。
そして、帝政復権派についての活用案をまとめろとか、テロスキーやトゥハチェフスキーが生きているかわかるかとか、ルーシーは土台が腐った納屋だとか、帝国内で起こっている
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