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帝国兵となってしまった。
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た。

 バークマンは「これは試験だ。」とかつぶやいていたがよくわからないがこんなことを怪文書で書いた気もする。日本の戦後処理のあとの発展などを書いた敗戦革命論及び敗戦同盟の杭、そして陸軍主導社会主義についてだっけ?まぁ、あんな与太話は誰も読んでるわけがないから偶然だろう。

 バークマンは戦傷章などの他にもこちらを上級大尉にするために反乱軍残党がいそうな場所の気球偵察や航空機偵察に至るまで、兵科を無視して俺に直接やれと使い倒してきて、果ては爆撃の機銃手や狙撃手なども砲兵訓練が出来たならやれると言い放ちそれが終わったときには戦車やバイクに乗せられたりなど無茶苦茶が過ぎていた。

 通信手や各種整備までやらされて流石に多忙で、いかれてるよバークマンと思ったが派兵軍団のときの一時的な人事だが、お付きの副官(本物)のあのロメール中佐が言うには「バークマン閣下は若手の将校に様々な経験をさせて、来たるべき終末的な戦争を勝ち抜く総合戦闘団の指揮官になれる人材を作ろうとしているようだ。小官も歩兵の専門なのに降下作戦に参加させられた。それに今更、残党相手に馬に乗って騎馬突撃もさせられている。あの人のやることは高度なのだ。」

 いや、ロメールですら分けのわからないことをやってるとか意味がないのでは?それに訓練兵に至るまで、行軍練習と無理を言わせて派兵させて、憲兵も来たるべき駐留軍の狼藉対策訓練などと称して送らせているし、国家百年の計!とか言いながら補給を無理に引っ張ってきてるのを見るとあのおっさんやばいやつでは?

 しかも、すぐにこの派兵軍団に受勲者増やしたがるし、勲章を送れないような功績には即座に感状を発行するし、待てよ後半はいい上司なのでは?頭おかしいけど。

 「兵と同じものを食べるねぇ。」
 そう考えると毎食がバークマンは塩と気持ち程度のベーコンとザワークラウトのスープにふかした芋に戦争になったら香辛料が民間人に手に入らなくなると帝国でも手に入るハーブと塩で味付けをして食べていたり、カブのステーキとかぼちゃの塩のみのシュトゥルーデルやら必ず水は湯冷まししか飲まなかったり、コーヒーや紅茶の代用品になるものを探していたりと戦争を意識していたなと思った。

 それに、極めつけは兵士たちの中から農家出身のものを集めて、なにもない郊外に畑をつくり、ハーブやら食料を自活できる永久駐屯地なるものを作ろうと言って、自らも開墾を行っていたことも大きい。

 鶏だって飼っていたしな。あのバークマンのやる気は何なのだろうか?現地人と交流して食べれる野草分布図なども作成していたし、ダキア軍に内緒で勝手に井戸を掘ったり、野戦陣地や塹壕を構築したりと派手にいろんなことをして、各所に怒られるが茶目っ気なのかあまりにもあまりに過ぎて毒気を抜かれて呆気にとられるか
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