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帝国兵となってしまった。
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ンやテニムズいや他の地域もそうかもしれない。いくらの血がほしいんだ時代の悪魔よ。

 俺自体が悪魔なのかもしれないがこのような無駄な血は止めてやる。存在Xが戦争を広げるならそれを刈り取ってやろう。信仰心が奇跡を起こすなら、人間が奇跡を起こしていると言って同意だ。人間は神や天使に頼らなければならないほど弱くはない。これはお前に対する宣戦布告だ。絶対的に人の死を悲しみを痛みを減らしてやる。それが俺にできることだ。それこそが人類が求め続けた理性や合理性だ!神はもう死んだ。死人はちゃんと死んでなければだめだ。誰もお前に頼らない。代わりに頼るのは人と人だ。

 闇夜に紛れて、乱暴を働く暴徒を続けざまに斬り伏せ、落ちていた石を身体を強化して投げる。かつての戦争は投石でたくさんの死人が出ている。ならば、陣笠もヘルメットも被らない奴らの頭に石が当たり吹き飛ぶ。瓦礫の山から鉄筋を拾い、瓦礫で叩いて伸ばして苦無状にすると音もなく次々に始末する。

 着実に暴徒は減りつつあった。そして、大使館の前に着くと反乱側の人混みに紛れ込んだ。空が白み始める。地獄の三日目の到来だ。そして帝国大使館を見据える。

 大使館前につく頃にはもはや昼前と言っていいほどの時間が流れた。俺が終わらせねばならない。それは責任、俺だけのものであるから独占したって構わないだろう。俺は全権大使がまだ声も絶え絶えで枯れているが発言をしているのを確認した。

 「貴公らも近代社会に暮らす諸姉兄らと認め、問いたい。現在我々帝国軍は目下、このような事態の打開のために治安維持派兵を決定した。これ以上続けるなら、叛徒として諸君らを鎮圧せねばならない。それは私としても御免被る。これらを招いたのはダキア大公の無為無策であり、諸君らは被害者である。ならばなぜ裁かれようか!なぜ大公だけが無罪になろうか!私は納得ができない。であるからして、今ならまだ間に合う。帰順し、家に帰るのだ重ね重ねいうが君らは誰かの大事な家族なのだ。ならば、帰るべき場所はまだある。それは一番嬉しいことだろう。」
 全権大使はパフォーマンスのためにか被っていた完全金属製の古ぼけたピッケルハウベを脱ぎシャコー帽にかぶり直し、更にサーベルを後ろに投げた。それにより丸腰の大使になったのが見えた。

 そして、列は全然前に進まずにまだ演説は続き夕方になりかけの頃、1つの違和感が駆け巡った。

 その瞬間、群衆の中でも明らかに‥‥。おかしな動きが見えた。わーわー言ってるが声は後ろの方からしか聞こえてこないのだ。まるで台形の様に人が溜まっているのだが聞こえるのは必ず、後ろの底辺。まるで焚き付けてるかのように決まって聞こえる。

 これは何者かが工作をしていると振り返ると明らかに付け髭だろう老人がいた。
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 そし
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