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まるでパニーニのように硬いパンに挟まれて過ごした3ヶ月間を思い出すとなかなか味わい深かった。何故かライフルや近接で勘の良さを発揮したり、アニメやゲームに映画で見たCQCやCQBを真似をして、それを文章にしてやり方を教えろとか無茶を言われたり、一週間の単独山籠りをせられたりと散々な目にあった。男塾じゃないのに何回か男塾名物させられた気がする。
そして、そんな無茶苦茶な士官学校を無事に中退したはずなのにも関わらず、念願の除隊や噂の前線送りではなく、何故かあれよあれよと言う間に新たな職場が決まった。
ここ森林三州誓約同盟の公使館付き武官の副官という形で任命されて選ばれなんやかんやで少尉になっていた。上官はほぼいない上に別の仕事を任されるから冷や飯食らいだろう。
結構くる来客には、色々と見知った顔の士官学校の同期や後輩などが多く、主にやることは資料請求のやり方をまとめて、森林三州誓約同盟のパスポート発行の手伝いをしたり、職業支援なのか色んな国の水道局や郵便局に鉄道会社に客船職員の他にも記者とタクシー運転手などになれるように手配する。書類仕事が多い。
やってることはハローワークだ。それもそう頻度が多い業務でもなく、基本は空き時間のほうがあり、手持ち無沙汰で時々せがまれてまた適当に書いた怪文書を求められて再び書き始めた。この書いたあとの怪文書は封筒に詰められて、それらを持った後輩などがどこかに行くのを繰り返していた。
そんなやることがない給料泥棒のような日々を繰り返して1919年8月にもなっていた。
「平和だな。全く嫌になる。」
窓なら差し込む温かい陽の光に珈琲の香り。非常に平和で、本当にこれが続くのならば、たとえ原作通りに戦争になっても軍に居ても良いんじゃないのかと思えてきた。もうこうやって、大使館にいるならば戦いには巻き込まれないよなと思っているとある日に妙な来訪者である合衆国産の葉巻を持った連合王国の軍人がやってきた。
「先生。感銘を受けました。これは未来です。失礼、私はニビル・フェアリー・フィッシャー。今は連合王国の作家です。」
胡散臭い男である。早速勧められてもいないのに早々に席に勝手に座る。しかし、歩きかたからすると軍人のようであったが無作法だ。
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「いきなりやってきて何だと言うんだ?」
本当に何者なんだこいつ。なんでそんなことをする?勝手に席に座られても困るし礼儀作法がなってないだろ。そもそも何のために来たんだよ。
「私はただのファンですので深い意味はありません。そうでしょう?私も公式にはここに来てませんから。お忍びというものですよ。でなければこんな山の中に忘れられている素晴らしい自然と財布である国家以外になにもない連合王国から孤立している場所
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