4
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
の服を開発してもらおう。
「私だ。ジシュカだ。寒くなってきたので冬の服を用意してもらいたい。雪は敵だ。あとトレンチコートも用意してほしい。寒さはどうしょうもない。」
こういうときに相談役のような立場は楽である。こうやっておけばいいからな。役得というものかもしれないな。
『冬季の服装ということはですね。なるほどそういう‥‥。確かに受領しました。では後で送ります。』
これで終わりかなと電話を切ろうとした時に受話器から声が聞こえた。
『それを主に使う先は東側ですか?それとも南ですか?西?北?』
東西南北を言われても寒い地域はわかってるだろうに。寒いものは寒いのだ。
「そうだな。おそらく東西南北どこでも使うが北が主になるだろう。早速北部にも用意してやってくれ。寒さが本格的になる前にいろんなものが寒くないように服を着るそんなのが良いだろう。」
一人のために冬服を作ってくれるのは悪いからそう言っておく、北がどうのと言われてもな。とりあえず北と言っておこう。ちらつく雪に前なら都内のスキー用屋内施設に行ったよなとか記憶がちらついた。そうだスキーをしよう。
「冬が来たらそうだよな。」
一応、猟という名目で外出届を書くと冬服の服がつくまで待つことにした。
スキーの他にもスノーボードが好きなんだよなとか思いつつ、アザラシの革を裏に貼るのを思い出し、再び電話をかけた。
「何度もすまない。ジシュカだ。一緒にスキーも頼む。アザラシの皮もだ。裏面につけてくれ。猟に使うから早めにな。ついでにライフルも送ってくれ。こっちのライフルだと大使館の刻印がある。」
あんまり大使館の刻印があるものを私物化したら駄目だよな。共有資材を私有化している奴らばかりの職場にいたからわかる。あと、勝手に共有のペン立てにカッターやペンとかを私物入れまくって知らずに使った新人にそれ俺のだとか言ってえばってるパワハラがいたな。
『スキーとアザラシを‥‥猟に使うからライフルですか。なるほど‥‥アザラシ狩り‥。深いですね。』
いや、深くないから浅すぎるだろう。中身しかないだろ今の話。むしろどうやれば深くなるんだろ。
「とにかく、早めにスキーをなんとかしてくれ。これだけだ。」
そう伝えて、電話を切った。たぶんあのまま続けても無理やり褒めようとして深いですねと連呼されるに違いない。
深くないことを深いと言われるとか不快だからな。どうだっていいが終わりだな。よしこれで終わりかと伸びをして道を進むことにした。疲れがどっと出た。猫とか羊、せめて犬とかいないだろうか?
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ