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未知との出会いで疲れたが何を言ってたんだあいつ。俺は暇人じゃないからな。マジでそんな無茶を言われても連合王国に行ったら勝っても敗戦国家の売国機関まっしぐらのテロール祭りだろ。そんなところに誘われてもな。帝国とか秋津洲のほうが未来があるのに誘われても鬼になるより魅力を感じないよ。
「疲れた。なんであんなことに付き合わないとならないのか。」
何なんだよ。やっぱり合衆国に亡命したほうが良さそうだな。合衆国だと英語風なのだろうか?まぁ、なんとかなるだろう。なんとかならなかったことはない。それにしてもここに集まる資料を管理するのは難しい。大使館戦史資料室資料係とか何なんだろうなこの役職。謎の連合王国人といい謎が多すぎる。
資料を整えて裁断し、裁断した資料をまとめてそこに資料と書いて完成を繰り返しながら、怪文書も書いていく。もう日課になってしまった。陸軍主導型社会主義戦時国家体制と無制限潜水艦魔導師作戦やおもしろ理論しか書いてない反動で真面目になにかを書きたくなっていく。
「そうだな。」
シーパワーやランドパワーや世界の要衝をまとめたものを書いてみるか。どうせ怪文書しか書いてないし、注目を集めないだろう。おもしろ理論しか書いてないからな。
まず、ハートランドとリムランドなども書いてみよう。この大使館の任期は2年程度と聞いているからそれまでにやめればいい。そして、大使館職員になってからはオーデンハウゼンらと頻繁に連絡を取れて作った会社、国民の麦の会は業績が優秀らしく鉄と石油・石炭・ガス・電気・肥料・銀行・鉄道・新聞にまで事業拡大を繰り返しているようで、俺の手からもはや離れていたがたまにラジオをやったらいいんじゃないか?とかちょっとなんか言うだけで配当金くれるからな。
「これだけだと暇だよな。」
本当にやることが少ないので、業務中にやることも少ないので窓際族に当たるのか?それにしてもタバコも吸わないから支給されているマッチなどが余っているんだよな。そうだ。マッチで船や航空機を作ろう。多少誤差が出ても飛ばしたり航行させたりするわけじゃないから問題ないよな。
数ヶ月をかけて作り上げようと設計図を書いてマッチで組み始めた。
「数日で完成するとは‥‥。」
暇すぎて数日で完成してしまい、どうにも‥‥粘土で肉付けしていらない部分をヘラで削ればいいか。そして、何個も完成する頃には冬を迎える。暇すぎておかしくなりそうだ。あー本当にやることがない。怪文書を書いて、職業斡旋して‥‥やることが多いはずなのに密度が低すぎて暇を持て余す。
「雪か。」
窓から見える雪を見ながら、寒さが身にしみる。寒さがあるのだ。
{IMG101138}
思いついたからには電話をかける先は国民の麦の会だ。冬期
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