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帝国兵となってしまった。
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辺などに馬車鉄道の線路を配備し、艀船などを牽引させることにより、無機物の輸送から有機物の輸送にある程度は転換することで、極力備蓄している石油を使わない様に、という言う話と長期目線における、木炭の推奨と植樹と泥炭の利用、並びに他国からの大量輸入により国内の資源を使わずに、金で他国の資源を合法的に目減りさせることができる。石油の使用量を下げて石炭を軍事に回す準備はするべきだとも書いておいた。

 平時からの戦時規格と部品の統一規格を定める統合整備計画についての思案と企業の有無について書いて置きもした。こうして、更には財閥批判も同時に展開してやばい国家思想をキメてる、予備役に送り込むべき稚拙な人材だと思わせる。

 戦時統制価格については隣の髭のおじさんの‥‥みんな髭をはやしていたからややこしいな欧州対抗毛深い髭達磨選手権か? 陸軍主体のルーシー連邦を荒廃主義と非難しつつも、戦時において軍が円滑に軍事行動ができるように、今現在できる最高峰の通信能力と演算機能を集めた、コンクリート建設の半地下の要塞である国家統計局を新たに郊外に作り、戦時統制の練習をさせるという無理な話を書く。

 その統計局の仕事は、生産量管理や配給量管理もやらないといけないと言う、陸軍主導型社会主義を彷彿とさせつつ、結局実権は官僚なのか軍なのかわからない上に、やることはふわっとアバウトにまとめてどっちつかずの話で、俺に決断力がないと思わせる。

 更に無茶な要求を書いていく。現在は平時ではあるが大規模な戦争が起こるとしたならば、それに伴い将校不足が予想されると簡潔に書き、対策として全体の佐官に将官の教育をさせ、尉官に佐官の教育をさせ、下士官に尉官の教育をさせ、一等兵や上等兵に下士官教育をさせるという無理難題を書いた。

 これにより国家動員による破滅的な総動員が起きる戦争が始まっても、教育をしてあることで臨時動員で膨らんだ師団も円滑に、現場の指揮官不足にならないと書いておくが、同時にこれは軍内の派閥やエリート主義にまで波及するポスト争いが起きる、かなり刺激的な檄文になるはずだ。そこに秋津洲皇国のかつての編成に備という、総合的な戦闘団もあったとも混ぜ込む。

 更に無線の数を増やしつつ、現場の下士官や尉官が現場判断できるようになることで、円滑な進撃を行え、今は廃れているが、とにかく強く厚い右翼と薄く何回も引かれ幾重にも重なった防衛ラインを機能させれば防衛できる、とこれだけガバガバ内容を書けば大丈夫だろう。

 「これで俺は‥‥やっとこの国を‥‥。」
 出ていけるのかと言う前に、廊下に人気を感じて我に返った。授業が始まる前にやらなければならないことがある。これは日課になってしまったことだ。

 それは毎回、こういう怪文書が出来上がれば教官に渡している。同時にではある
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