外伝 ダブルオー
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と言わざる得ない。その上に拡張パーツも装備可能とか大気圏突破ブースターとか、正気を疑う。ガンダムよりエヴァンゲリオンのほうが近いんじゃないのか?コイツ。変なものを作りすぎだ。
しかし、俺はこれに乗るしか無いんだから可愛そうだな。
「わかった、謝ろう。私の責任だ、すまない。そして、人の歴史は人が作るものだ。その点においては盲信せずにこの結末を掴んだ君たちは間違いなく人だろう。感情は醜いが時に美しくもある。私はそこに絶望と希望という矛盾の環を見出した。例えば殺されても、それはそれで良かった。そうなれば別の計画が作動した。その時はイノベイドであるリボンズ、君達が自我を持って、醜い炎で裁きを下す権利があると思い込んでいる大国と同じ思想を得ていただろう。しかし、それはくだらない妄想だったわけだ。人としての感情や意志を持って、戦いや殺し合いではなく対話を選んだ。私はここで再び謝ろう。全ての関わってきたイノベイト、一族達に対し謝ろう。何故ならば、私自身が人類を信じ切っていなかったのだから。人類はそこまで捨てたものじゃない。欲すれば得るというが、私は欲していなかったのかもしれない。願っただけだ。それがきみたちと私の差だ。すまなかった。」
起こしたイオリア・シュヘンベルグはそう言った。散々、お前が始めた物語だろ、手を取り合うのに手を差し伸べないのはナンセンス、例えば何回手を振りほどかれても手を何度でも差し伸べるのが正しいと言ったからか、イオリアは少し考えてから謝った。それに俺がイオリアの親友のアランが残した計画の一部だと思っているからだろうか?
「またリボンズ、アレハンドロ、王留美、つまり君たちもここにいるイオリアが思い浮かべた未来の子どもたちだったわけだな。トリニティ、君達もそうさ。イオリアは全て託すつもりだったんだ。歴史をつくるのは老人ではない、常に若者なんだと。」
いい感じに纏めたし、そろそろ終わりだよなと思っていたが……。
「対話の輪は広まった。最後の計画である純正の太陽炉の作り出すGN粒子が世界を包むだろう。これにより、人々がイノベイター化をするだろう。」
イオリア・シュヘンベルグの言葉を聞きながら、大事な、なんか忘れているような思いに苛まれていた。
月の基地が映し出す蒼い水の惑星にミントグリーン色の光の粒子が広がっていく。うん?イノベイター?
待てよ!それをしたらELSが速く来るんじゃないのか!?完全に忘れてたよ!ソレスタル・ビーイングが悪い!
アレからたったの4年が経過した。
「来たな、ELS達がな。行くしか無いのか!?クソ、やってやる!」
銀色の敵をなぎ倒し、大きな個体がいる場所まで吶喊する羽目になってしまった!「どうしてこうなった!」という俺の悲痛な声
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