3-14話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
輝くエンジェル・ハイロゥが地球から去り外宇宙に飛び立った後、その光は全人類が見た希望の光であると騒ぎ立てるマスコミ。
少し休んでいる。拘束されたパイロット達は不思議と抵抗したりはしないが、その中にツヴァイの姿はなかった。もしやエンジェル・ハイロゥを押している時に爆発でもしたのだろうか?ジャックはその命をサイコフレームに吸われたのか、コックピットで死んでいた。たっぷりと命を吸ったエンジェル・ハイロゥは宇宙旅行だ。そして遠距離用のレーザー通信が俺が休んでいたラー・カイラム級の中に届いてきた。
「マフティー、木星船団から通信だ。」
木星船団?ドゥガチか!なんの通信だ?
モニターに映る老人の姿と若いモノクルをかけた男の姿があった。まさかカガチ?いや、どうだっていい。クソコテおっさんだ。もしかして、宇宙世紀にはクソコテしかいない?平成レスバ合戦か?真剣宇宙移民しゃべり場なのか?ガノタの議論ブログでもここまでの酷さは‥‥いや、ごめん。ガノタの議論ブログは猿しかいなかったわ。盛りやがって猿が!だったらやるしかない!
『諸君らの光は見せてもらったが、その光の豊かさからくる優しさこそが地球という重力が人々を縛り付けて、また木星を軽視する根源なのだ!木星は地球圏から搾取されてきた。我々が人口を統制して、クローンまで使ってガスまみれの粉のような物体にしがみついても、地球圏は水や空気を盾に我々の資源を、ヘリウム3を搾取してきた。それはジオンが生まれる前からだ。スペースノイドを奴隷にして鉱山惑星に送り込み、鉱夫として使い潰してきた血の歴史の上でも、それでもなお!そうやって優しさを見せるというのが地球の優しさならば、その腐った秩序を生み出す星は潰さねばならない。我々も感情がないわけでもなく理性が地球連邦の如き程度のものしかないわけではない。』
いや、今更そんなこと言われても知らんし、木星帝国とか木星の箱庭の中で皇帝でも気取ってガス採取でもしてたら?というか言うほど搾取されてたらジオンにしても武力なんか作れないだろ。割と余裕あったんだろお前。と言うか、そうか!
ゾルタンの反乱、アレの目的の一部に宇宙の意見の向上があったならば‥‥きっと最初からヘリウム3破壊も算段に入っていたはずだ。貯蔵庫としてのサイド3のガス破壊は、木星の地位を高めるに至った。あの騒動で一番得をしたのは木星だ。そしてヘリウム3は各サイドの備蓄から転売が増え、そのヘリウム3の転売で得た利益が各サイドの革命資金にもなる。
つまりゾルタンを、たった1人を暴発させるだけで、木星は離間工作を完成させたわけだ。その有様を見てブッホは独立を決める。木星の神の一手だったわけだ。この流れとパイプがカガチがコロニーに手を伸ばす力になり、カガチはガチ党を組んでザンスカール帝国を成立さ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ