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偽マフティーとなってしまった。
3-6話
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開発された新機軸のミノフスキー・クラフトにより少しだけの巨大化で済んだらしく、モスボール保存されていたサラミスやマゼランにも順次ミノフスキー・クラフトが換装されて大型民間船にもその技術が応用されつつあるらしい。早い話が政府のばらまきと軍事技術の開放によって普及され値段が下がるというのだ。

 やはり、地球連邦は軍事国家なんじゃないのか?軍事国家の割には治安維持費や軍備を下げたりしてるけど。


「一番の問題は‥‥。」
 そして、今読んでいる新聞には大量に出た強化人間資料によりPTSDなどの精神疾患の研究や人工臓器の研究、義手義足、人工筋肉の研究が進んでパワードスーツの研究も進んだと書いてある。特に脳医学の分野が格段に進んだらしく新薬の開発も進んでおり、肝臓や腎臓、心臓の移植を待つ患者にも光が見えてきた。マフティー・ナビーユ・エリンは人類の光、人類は光に向かい走り続けなければならない。マフティー・ナビーユ・エリンは誰でもなく皆がマフティー・ナビーユ・エリンになれるのだから、マフティーとなりマフティー・ナビーユ・エリンのした事を市民は出来る。だから今日から君もマフティーとして、光を放ってマフティーが放った光に導かれてマフティー・ナビーユ・エリンになるのだ。マフティー性を示して前へ歩き続ける事こそが宇宙世紀なのだと書いて、あとがきにはラプラス憲章やニュータイプ論などを引用した怪文書がある。

 さてはクソ記事だな?コメント欄をみるとgoodが数百万を超えていた。宗教かな?こわっ。

「えぇぃ。冗談ではない!これでは本当に道化ではないか!オットー・ミタス艦長!いや、今は副艦長か。地球連邦がこう言う怪文書によって、宗教国家に成りつつある。おかしいよな。寒い時代だと思わんかね?本当に盛りおって猿どもが!ニュータイプやらマフティーやらと特別視をして変わろうともしないのを正当化して、明日やればなんとかなるとツケを105年も回し続けた結果がこれだ!宇宙が早くなりすぎたんだ。広大な地域を開拓するその精神がなくなり、自分の意志を他者に頼り過ぎた結果が子供のままに大人になり、ニュータイプやらマフティーやらに親の代わりを求めるものが増えた。これはエレガントではない!他者に求められたマフティー性やらニュータイプは本来の形ではない。ならば人が死ぬかもしれない中で、そうやって遊び続けるのは不健全だ!」
 あまりの理不尽に怒って思わず演説みたくなってしまったが周りがポカンとして‥‥‥オットーが手を叩いて拍手をするわけでもなくこちらを見据えていた。

「健康的な人間なら戦争はしませんよ。」
 オットーはそう告げた。いや違うな。

「そうではない、戦争とは原因があって社会の動きが起こすものであって健康的な人間なら戦争をしないなどと言うのは、あり得るのかな?許される
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