3-4話
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ンジンが付いているわ。それがどうしたの?茨の園はサイコフレームが60%弱の部署に取り付けられたコロニーであって茨の園には戦闘力は‥‥。」
やはり、茨の園をエンジェルハイロゥにはできるようだ。やるなジャック。ギレンよりも効率的に人類を粛清する方法を知っていたわけだ。更にはこれは祈りが呪詛になるわけだからラプラス憲章への皮肉でもある。インテリが考えそうなシナリオだ。
「それだけ分かれば結構。マーサ・ビスト・カーバイン、貴女を解放します。そもそも、法に縛られた拘束ではないでしょう?アナハイムとビスト財団から生まれた罪ならば、アナハイムとビスト財団は解体という形で罰は受けました。罰を受けたのなら許されなくてはいけない。それが法治国家というものらしいと学生の授業ですらやっている。」
それだけを告げてマーサを帰そうとするとマーサは笑い出した。
「血塗られた組織が解体されたのに報復を受けないとでも?体のいい死刑通告じゃない。そんなものに騙されるほど生娘でもない。私を馬鹿にしないでほしいわ。それとも報復をしないとでも言うのかしら?」
確かに宇宙世紀人なら報復はしかねないが‥‥。
「報復をするほどの価値が今の貴女に有りますか?それに、復讐や報復もまたマフティーに返る。マフティーが全ての罪と罰を受け入れてマフティーが共に大地に返せば問題ない。」
適当にマフティー構文で受け流す。なんで宇宙世紀人や頭ビスト財団おばさんのためにこっちが苦労しなければならないんだ。それにマーサはこうする。
「そんなに心配ならマーサ・ビスト・カーバイン。貴女を国務大臣兼財務大臣にする。バハロ副首相兼国防大臣を見張ってくれ。ボディーガードはこれでつけられるな。」
呆気にとられたマーサは再び笑い出した。
「悪人しか居ないじゃない。テロリストとテロリストの孫とポピュリストのアジテーターの内閣なんて。だったら、私から注文を付けるわ。この不道徳的な内閣に父親殺しの甥を入れていいかしら?それと息子を殺そうとしたローナンに、大統領になりそこねた元ティターンズ支持者のレイニー・ゴールドマンも良いんじゃないかしら。80間近のジーン・コリニー元提督もお呼びになったら?」
マーサの提案は魅力的だ。俗物だらけ内閣を作れば民衆の支持率も下がるだろう。俺は俗物だらけ内閣を作り上げて、民衆支持率を落とし敗者になってやる。
俗物だらけ内閣。宇宙世紀ではさぞ嫌われるに違いはない。メラニーも暇をしてるだろうから呼ぼうか。マーサの提案を受け入れては俺は意気揚々と決戦の準備を進めることにした。
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