3-3話
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尽をぶつける。
茨の園がどうなってようが俺の知るところでは無いが、危ないことになって無いと思いたい。それこそが大事だ。
数十分後には、マーサが連れてこられた。
「貴女がマーサ・ビスト・カーバインでしょうか?私は地球連邦政府代表にさせられた単なる一般人のマフティー・ナビーユ・エリンです。道化と呼んでくれてもいい。政治家は有権者の道化でしょう?」
圧力を初手でかける。そして、最高級のコーヒーを用意する。そして、茶菓子を手に彼女に渡すのはある資料。
「これは‥‥‥ハウンゼンのビスト財団の‥‥これらをどうするつもり?私もアルベルトもどうしようもできない。それに財団やアナハイムを解体したのでしょう?これ以上、何ができると言うの?財団の血に塗れた歴史でも表すのかしら?父殺しに息子殺しに。貴方が私にしたいことがわからない以上、交渉には応じません。選挙で選ばれただけのテロリストでしょう?ビスト財団もテロリストが偶然に選ばれただけの組織です。なら、違いはないはず。テロリストとの交渉には応じません。」
マーサはやはり立ち直っている。今日この精神力を持っている。
「ハウンゼンで運ばれていたものの中身はご存知ですか?」
ハウンゼンの密輸の目録を見たマーサは顔色を変えた。やはり、罪悪感はあるらしい。全く、割と宇宙世紀人にしてはまともな感性をしているな。
「こ、これは‥‥。しかし‥‥。」
書いてあるのは単なる単語、しかし、それには重大な意味を持つ内容だ。
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