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偽マフティーとなってしまった。
3-2話
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俺の答えが気に入ったのかは知らないが更に距離を詰めてくるな!ケネス!

「マフティー・ナビーユ・エリン。清廉さがある。俺がなりたかったものかも知れないな。今からでも踊ってもいいだろう?マフティーがマフティーなら、マフティーに思いを描く、俺もマフティーだ。深い仕組みだなマフティーってやつは。俺はヒーローになりたかったのさ。」
 お前の声でヒーローになりたいとか、縁起でもないわ。

「ヒーローになって助けたかったんだよ。この社会の仕組みに嵌め込まれた一つのチリみたいな俺でもな。昔は赤いコートを買って持ってそれをマント代わりにしてヒーローになりきったものさ。」
 赤いコート?なるほど。お前出る場所間違えてないか?とりあえず人の隣の肘掛けに座りながら膝を組んで、顎を上げて斜め45度の角度で、顔を少し斜めにしながらこっちを見下ろす謎のポーズやめてくれないか?首痛めるぞ。

「だから、兵士にもなった。違うな。流されていただけかもしれない。そんな俺だからこそ。マフティー・ナビーユ・エリンであるお前の行動に流された。粛清とダンスによる革命にな。」
 そうなのか?いや出てけよ早く。なに、人のミルクティーで更に喉を潤してるんだよ。お前、ハサウェイファンクラブだろ。出てけ。

「そんな俺だから気になる。お前は何者だ?宇宙世紀のしがらみにも囚われない高潔さ。利権などを絶ち切る清廉さ。民主主義の建前を建前ではなくちゃんと扱うその姿勢。明らかにジオン・ズム・ダイクンすら超えている。誰なんだ?教えてくれよ。俺にさ。この仕組みを作った男の名前を。」
 何だこいつ!?


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