3-2話
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イムがEx-Sガンダムのパイロットだったとは。」
早めにケネスの腹は決まっていたんだろう。しかし、それは仕方がない話だ。形勢は逆転し地球連邦政府は民意を失い、ブライトを人質にしたこれらがケネスが持つ、清廉さポイントシステムを傷付けたのだろう。
ニュータイプが持つ清廉さとかよくわからないことを言いやがって、事態をさらに巨大化させたのはケネスのせいだ。と言うかエレガントって結局は何?正体不明のエレガントさは怖い。しかし、なんで俺はガンダムの宇宙世紀に居るはずなのにデビルガンダムとゾイドのラスボスを混ぜたような巨大な産業廃棄物と戦わなければならないんだろうか?ゼントラーディでもないんだからあんなにいらない機構をゴチャゴチャつけるなんてナンセンスだ。
曲芸用の機体のゼク・ツヴァイに乗る羽目になったことがよりナーバスにさせてくる。よくよく考えたらこの元になったゼク・ツヴァイはどこから出たのか?電話をかけてみよう。
「すまない。ツィマッドか?私はマフティー・エリンだ。二、三、聞きたい事がある。このゼク・ツヴァイはどこから調達したんだ?」
残党軍がインレやらサイコガンダムやらグロムリンにノイエ・ジールとかを持っている世紀末宇宙世紀ならば、どんな答えでもおかしくは無いが。
『ゼク・ツヴァイですか?大統領がニューディサイズカラーのギャプランに乗っていた時、我々が秘密裏にアナハイムの月面倉庫でホコリを被っていたゼク・ツヴァイの完全なレプリカを持ってきて改修していたんですよ。』
数ヶ月前から改修していたのか?いや、だからこの世界の技術者は怖いって。
「何故そうしたのだ?1マフティーに過ぎないそんな私を買いかぶりすぎていやしないかね?ゼク・ツヴァイだぞ。ニューディサイズの象徴だ。」
だからさ、ゼク・ツヴァイを何故選んだのだろうか。宇宙世紀人は旧時代の日本人に過ぎない一般人の俺の予想を軽く飛び越えてくる。
『まず、我々が欲しかったのは発展性がある機体が欲しかった。次に改造できる余地がある機体。それには候補がありました。ゼク・ツヴァイ以外にも百式、ゼータ、ZZガンダム、Sガンダムなどがね。だが、一番警備が手薄で持ってきても怒られない機体がゼク・ツヴァイだったわけですよ。関節などの機動部をクスィーガンダムやネオ・ジオングなどの巨大機体製造のノウハウを生かした駆動パーツに切り替えて、今までの戦争で得られたデータをすべて入れた機体になっていますよ。』
知らんけどそんなにはっきりとネオ・ジオングやクスィーガンダムを作ってましたとか言っていいものなのか?テロリストの武器だぞ。だけれど今はツィマッドだしな。アナハイムがやったことはツィマッドには追及はできない。
「なるほど。しかし、敵は茨の園で待ち構えている。茨の園についての話は知っ
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