2-21話
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か短波無線とかモールス信号しかわからない一般人なのに。
ブリッジに改めて向かうとブライトがいた。
「二人して遅いじゃないか。サイド3が降伏するらしい。A.G.E.に脅されて占領状態にあっただけと弁明をしている。」
モナハン・バハロがいる。小物に見えるが実は違う。宇宙世紀に現れたヨブ・トリューニヒトのような危険人物だ。
『大統領閣下、お初におめにかかります。私はモナハン・バハロ、サイド3の議長をしております。この度はテロリストに不法占拠をされてしまいました。我々の不徳の致すところです。しかし、ハイザックでは抗い難く、奴らの兵器は精強。我々では戦えません。それに‥‥。』
バハロの目が光る。更にはミネバを視線だけで牽制をしている。コイツ、隠した切り札を持っているな。地球連邦の追及を躱してきただけはある。結局、ゾルタンのアレもバハロはお咎めなしなのを見ると手腕は高い。
「それにとは?バハロ議長。A.G.E.がどうかしたか?」
話すなら早く話してほしい。もったいぶるなよラコックみたいな髪型をして。
『奴らめは重大なものを取っていきました。』
何を取っていったんだ?お前の支持母体の風の会の会員全部で当選が出来そうにありません。とかか?
『ソーラ・レイの残骸とゼダンの門の残骸を奴らは持っていきました。アクシズの残骸とゼダンの門の残骸とパラオの残骸と小惑星ペズンを合体させ、アナハイムが管理していた茨の園近くに配置しているようです。その名前はブリティッシュ=ジャブロー要塞、地球連邦とジオン公国の汚点を合わせた様なもので、挑発行為でしょう。茨の園は言うまでもなくアナハイムの秘密工廠になっていて、フルサイコフレーム機体の製造・実験もそこで行われていたとかルナリアンが噂をしています。私達は連邦市民ですから大統領の味方です。大義を名分にしてテロ活動をしていた残党などでは私はありませんから。私の秘書をやっていたカーラ女史もあちらに参加してしまいました。全く残念です。愛を知らないから哀も知り得ないのでしょうか?我々、サイド3はれっきとした地球連邦職員ですから、何度裏切られても地球連邦に手を差し伸べるは市民として当たり前の責任なのです。』
怪しいことこの上ないが証拠もないから逮捕もできない。バハロを今、逮捕したらサイド3は実質、機能不全を起こすだろう。それを分かっているからこの態度なのだろう。抜け目がない男だな。天秤がうまいがジャックとしても巻き込む気はなかったのがわかる。
「そうか。ではサイド3からは他に何が盗られたと言うんだ?」
責任追及ができないならこの怪人物を利用することに注力したほうがいい。まともな武器を持っているかも知らないが協力したという事実は作らせて恩を押し付けたほうが良いと思う。なんで、宇宙世紀にやってき
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