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偽マフティーとなってしまった。
2-19話
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 月面の近くには艦隊がいた。なるほど、それらはムサイの最終型やティベなどで構成されているようだ。熱源によるとではあるが。

『大尉、いやに大きい熱源がある。おそらくはドロス級かジュピトリス級だ。』
 ブライトの言葉はたしかに大事かもしれないが、ドロスやジュピトリス級なんて秘密裏に建造していたとしたら、目がガバガバのモノアイから一個目を取り上げたような地球連邦軍の監視能力になると思うし、そんなものを用意できるんだから圧政なんかしてない証明になるだろ。

「ブライト!わかった。ギャプラン出るぞ。」
 レウルーラから金色のギャプランが出てくるのを想像したらだいぶシュールだな。置き土産もあるしな。


 広がる宇宙の漆黒の空間に機体を前へと滑らせる。圧倒的な速度、そして追いかけてくるハサウェイ達。月面は近いからこそあんなに戦力を向こうは出しているはずだ。だが、直感が囁く、フルサイコフレームのクスィーやクスィーも居ないのにジャックがいる可能性がある?いや、ない。

「そうか!そういうことなんだな!」
 サイド3を戦場にしないための撤退をしているのだろう。現に敵艦隊は少ない上に練度も悪そうだ。つまり、サイド3と月を囮にやつはソロモンを制圧しに行ったわけだ。

 別段、サイド3とは直接は彼らは関係ないとしている上に本体は火星と木星とアステロイドベルトにいる残党たちであるからサイド3が落ちても惜しくはない。むしろ、地球連邦の経済圏に取り込まれて軍資金を秘密裏に提供するATM化したほうがお得なわけだ。ジャックめ、よくやる。

「しかし!」
 多数のファンネルが飛んでくるがビームを反射するこの機体の前には無力だ。アムロが実弾を信じるわけだ。が、油断は出来ない。ファンネルを飛ばしてくる相手の姿が見えないからだ。巨大な兵器なのは間違いない。これは‥‥‥。

「光が来る!?ブライト、止まれ!」
 止まっていなければ目の前を焼く、光の奔流にデブリはキレイに焼け溶ける。

『アムロ!この光は何だ!戦艦よりも強いビームを感知したぞ!まさかあのときと同じか?』
 いや!アムロじゃないし!なんで今さらアムロ呼びするんだよ!だから、息子も環境テロリストになるんだろ。ごめん、言い過ぎたわ。

「ブライト!俺はアムロじゃない。それにニュータイプは万能ではない上に、逆立ちしたって人間は神様には成れはしないさ。あの光は恐らく‥‥‥。」
 ほら、姿が見えてきた。アレはゾディ・アック!?いや違うな。あの姿は見たことがある。ガデラーザ!?ゾディ・アックを素体にガデラーザを作ったのか?ヤスリとハンダこてとプラ板とパテでモノを作るモデラーかよ!メイジン・カワグチだってびっくりだよ!何を考えてそんなものを作るんだよ!

『大尉、あのMAをなんとかしてくれるか?
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