暁 〜小説投稿サイト〜
偽マフティーとなってしまった。
2-17話
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本のクローユニットに8本のワイヤーアンカーしか同時にマニュアル操作したことがない、単なるオールドタイプの俺がそんな複雑な操作ができるわけ無いだろう。

 複座式にしてコウ・ウラキとエイガーを乗せよう。3人ならなんとかなるはずだ。じゃないと頭おかしくなるわ。地獄の操作量とかやめてくれよ。

「今は気にしなくてもいい。こいつはそうなる予定だと知っておくだけで良いさ。早速、宇宙に慣れるのに乗ってきたらいい。」
 それはそうだろうがびっくりアンクシャギャプランがどれほどのものかはわからないが多分、危ないのは確定しているかな?推進力が並みのMSではないのは確定している。どんなものが載せられているかわからない。

「圧倒的な加速と高速変形に特化した状態だ。高速離脱と再突入による立体的な機動戦術を体感しないとわからないだろう。大尉のニュータイプ能力は未知数だからな。」
 ニュータイプじゃないって、メリットよりデメリットのほうが多いスキルやめてもらえるか?ニュータイプじゃないっていってるだろ!

「ニュータイプじゃないからな。ニュータイプなら刻が見えるらしいが全く見えない。そんな俺がニュータイプな訳がない。ニュータイプだったとしたら、俺はもう少し上手く戦えるはずだ。」
 エリオットは不思議そうな顔をする。なにか問題でもあったか?

「それ以上、上手く戦えるのは想像できないですけど。」
 オールドタイプの俺は機体性能に頼り切った弱者に過ぎない。何をそう思うことがあるのか。本当に不思議だな。




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