2-17話
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などを使えば寒冷化させたあとに打つ手はある。」
火星まで人が住めるように出来たから多少地球が住みにくくなっても、放射線でなければなんとかなる。頭の良いバカが考えそうな絵に描いた餅だ。俺の計画のほうがしっかりしている。
「大尉、それではアイツらは地球を根絶やしに?」
いや、できない。重力に魂を惹かれた紅茶がいるからな。
「地球を襲えるのはブッホと木星公社をスポンサーに持つA.G.E.だけだ。ジョンソンは少なくとも地球連邦政府首相を名乗ってるのだから地球にはそんなことはできない。だから、叩くべきは月とサイド3からで、地球を攻撃ができる彼らを叩いた後に地球連邦系のを叩く。この順番が大事だ。そしておそらくは全勢力はサイド4を狙う。ルナツーが中立を表明した以上、サイド7からだとソロモンを落として、地球への足がかりに出来るのはサイド4であり、同時にサイド4とソロモンが落ちればA.G.E.のサイド3は丸裸になる。ア・バオア・クーを復活させていなければな。」
A.G.E.から見ればルウムは大事ではあるが正面過ぎてお互いが手を出せない。逆にサイド4はお手軽なのだ。サイド6とサイド2はそこそこの軍備を持っているのだから、サイド4とソロモンを落としたあとに脅して肉壁にしようとするなど簡単に考えられる話だ。
「じゃあ、この艦隊はサイド4に行くのか?」
いや、違う。ジャックを誘き出すにはやつを喜ばせなければならない。まじで頭デラーズかよ。
「いや、ルウムに向かう。正面からの殴り合いというやつだ。俺たちが気を引いている間に33隻の艦隊で月に進む。流石に陽動だとわかるだろうからA.G.E.は月の防衛に本隊を出すだろう。」
ブライトが何が言いたいという顔をしている。本当に年を取らない顔をしてるなブライト。
「ルウムに向かわせると思っていた俺たちが33隻の艦隊の増援として月に行く。これだけのシンプルな戦いだ。ルウムも何もA.G.E.の総司令さえ叩いてしまえば被害は少なくて済むからな。」
マジであいつの性格なら出てくる。きっとな。
「しかし、本当にうまくいくのか?この程度の作戦だぞ?ふざけているだろ主力を出してくるとは思えないが‥‥。」
いや、出してくる。あいつは来る。
「バカは来る。だから、おびき出す。浮足立っているのなら勝てる可能性が高い敵を倒して士気を上げねば、奴らは自壊する。やる気を上げるためにニュータイプのフリをして俺らを倒したいだろうな。ブライト、これならわかるか?」
だから、ブライト必ず仕留めるんだジャックを!今、寒気が走ったがなんだろうかこれは。
「あぁ、ならわかるがそこまでまとまってないのか?」
いや、まとまっていたら、負けないでしょ。一人ひとりがパーティしたがってる頭ハッピーな奴らなんだ
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