2-3話
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「同じシェイクスピアなら、地球連邦政府はリア王のほうが近いと思う。」
リア王のほうが、まだ周りに恵まれているんだよな。13人の怒れるリア王しかいないような宇宙世紀だぞ。リア王で構成された世界とか、悲劇ではないシェイクスピア三大喜劇になるだろ。
「リア王ほど真面目な娘もいなければ助けてもくれやしない。誰もが今日、明日の生活に躍起になって問題を見ようともしないだけだ。観測しなければ問題は発生してないと思っている。しかし、往々にしてそうだが観測しない問題こそが物事の本質的な問題だったりするわけだ。だからこそ、俺はアデレードに行く。たとえ罠でも罠ごと破壊すれば問題ない。マフティーが求められるのは、マフティーであるから行かねばならない。関係のないブライトが死ぬのをただ見るだけが、マフティーではない!」
とりあえずマフティーと言って行く理由をつけると、ケネスがカットインして来そうな顔をしている。いや!ギギがカットインしてくる。ピンと張り詰めた糸に触れるような鋭い感覚を覚えた。前世からそうであるが最近は直感がより良くなっている気がする。
「それじゃあマフティーは生贄にされかねないのに、なんで行くの!自分の命よりブライトが大切なの!?」
いや、死なないし、シャンブロとかも引き連れていくから死ぬわけ無いだろ。シャンブロぶち抜けるとかバンシィかガンダムデルタカイに乗ってリディとか来ないと負けな‥‥いや、量産型ビグザムもあるから負ける要素がなかった。ジオン残党ってなんだよ。
「ギギ、黙れ。これが男の仕事だ!今は女は駄目なんだよ!」
ケネスが吠えるとハサウェイと共に格納庫に俺は向かった。
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