2-1話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
‥‥強い子に会えて良かったらしいが、バナージに会ったらどうなるのだろうか?激重の魂を重力に引かれた女だからな、ハマーン。
「戦力に不安があるのなら、ジャムルの3Dとイリア・パゾムが率いるレウルーラ艦隊とベルム・ハウエルのレウルーラ艦隊が有ります。それにジオン共和国に連邦が押し付けてきたサラミスやマゼランの旧式艦隊もある。アリアス・モマが温存していたバウ部隊もある。」
なんでそんなに戦力を残してるんだ?嘘だろ。おまえら残党じゃないだろ。ジオン共和国もおかしいわ。滅んで当然じゃない?
「A.G.E.という存在がジオンを纏めたのか?それに火星ジオンが参加しているんだろう?」
宇宙戦力まで得たらマフティーが環境テロリスト(笑)じゃなくなるだろ。なんで、バエルより集客率高いのですか?
「マフティーに隠し事は出来ない。流石はニュータイプだ。火星ジオンはキシリア派閥で、我々はドズル派とジオン派、ジオン再独立派と旧ギレン派で構成されている。キシリア派は関係はない。」
やっぱりジオンはアホなんじゃないの?派閥が別れすぎだろ。派閥乱立で小規模発起しかできないとか、ギレンかシャアがいないと弱小テロサークルなのでは?
「いや、俺はニュータイプじゃないさ。ニュータイプはハマーン・カーンやシャアの様な人間さ。俺は違う。見たらわかるだろう?単なる一般パイロットさ。ニュータイプにはニュータイプの道理もあろう。ニュータイプで良いと思える社会でもない。プルシリーズを見てみろ、人が優しくなければニュータイプが暮らせぬさ。俺は単なる人形だ。人が見たいものを映すそれに過ぎないさ。それに重力に引かれた男の悲しい末路に過ぎない。地球の惑星軌道に引き込まれたような重力井戸の底で宇宙を仰ぎ見る哀れな一般人さ。届かないものにこそ人は求めるものだよ。」
ハスラーは渋い顔をして黙った。人をニュータイプの様だと言われても知らないしな。俺はニュータイプじゃないし。ニュータイプって何か知らない。
「重力井戸の底に光を欲したのがハマーン様でしたよ。」
懐かしそうな目をする爺さんと共に雲がない碧い空を見ていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ