2-1話
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ではなく、マフティーはマフティーであるというのは、導かれるのを待つだけの存在ではなく、自ら一人ひとりが自覚するのを示唆しているとね。連邦政府に反省を促すのは、連邦政府が反省をするだけではなく、連邦政府の構成要素である連邦政府市民にも反省を促していたのです。議会の横暴を許してきた市民にもね。従って皆がマフティーになるという事は人類保全活動の一種であり、人類補完計画とも言えるでしょう。』
何言ってるんだ、この爺さん。頭をソーラ・レイかジェネシスで焼き払われたのか、機械のいじり過ぎで頭がおかしくなってしまったのか、はたまた全部なのか。この爺さんが教授というのだから世の中はおかしくなるってものだ。頭カテジナかよ。
『しかし、それではそうはならなかった他の人々はどうなるんですか?それこそ選民思想に他なりませんが。』
いや、知らんがな。勝手にやってろ、言ってろよ。マジで何でもかんでもマフティー、マフティーってMMRかよ。
『そうはなりません。魂の安らぐ場所にマフティーはなりつつあるのです。スペースノイド、アースノイドはなくなり、マフティーの前では一個人、マフティーと個人の対話。個人の中のマフティーとなるのです。だから、マフティーはマフティーなのです。潜在的マフティーはマフティー性を持つ市民の数だけマフティーが存在する。ユビキタス社会こそがマフティーの本質の一つでもあります。マフティーは個人ではなくマフティーなのでユビキタス・マフティー、マフティーは遍在するのです。』
宇宙線で頭がおかしくなったの?紅茶の飲みすぎか?紅茶野郎。
『つまり、マフティーは内なる精神世界の海が生み出した存在というわけですね。マフティーの中に有り得るのはマフティーでしか無く、マフティーとの対話は自分との対話になる訳ですね。』
しょうもないことに使う理解力があったら、誰かに寄り添いなさいよ!そのしょうもない理解が人を傷つけるとなぜ気が付かない!
『そうです。マフティーがもたらすものは自己の対話、人々との対話を加速的に進める一種の魂への救済への技法が採用されています。彼はおそらく、すべてを背負ってまた消えるのでしょう。我々はマフティーと言うマフティーを否定はできないのです。マフティーとは自己の深層心理や内なる精神世界の大海、精神の根幹に存在するものだから。無意識、領域外、外なる世界などと言われる人々が昔から認識してきたものですよ。相当なやり手ですよ。マフティーって奴はね。』
いや、何を言ってるのかすら理解できないんですけど。やめてほしい。公開電波怪文書とか恥ずかしくないのか?
『マフティーが死んでも、次のマフティーがまた現れる。輪廻転生、仏教的な側面と復活、神の奇跡、生まれ直しなど世界各地の神話にある面を体現しています。つまり神話の再構成と再現。人
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