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偽マフティーとなってしまった。
23話
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こにいるシャア」と漏らしてしまう。地上でこのセリフは縁起でもないだろう。

『えぇ、勝ちますよ。勝利の栄光は‥‥すべてマフティーに。』
 なるほど。あっはい、そうですね、わかりました。そうしますね。何故か日に日にハサウェイが怖い。マフティーってだから何よ。教えてくれシャア。また独り言を漏らす。仕方がない。押されている戦線に助けに行く。

 フルドドIIの主砲が1本駄目でも、Gディフェンサーとも合わせて2本の主砲とクレイバズーカがある。それに‥‥いざとなればペーネロペーを盾にすれば良い。エイムにはその価値は無いだろうがペーネロペーにはその価値がある。背中に背負ったままなのはどうかと思うが仕方がない。

「そこか!」
 主砲2門とクレイ・バズーカ2門、ブルパップマシンガン2丁にペーネロペーから奪ったビームライフルが火を吹く。圧倒的な弾幕に敵は数を減らす。そうすると始まるザメル、ヒルドルブ部隊による援護射撃、地面にクレーターが出来上がり、また倉庫が揺れると姿を表すのはライノサラスにゾックにシャンブロとゼー・ズールに量産型ビグザム!?嘘だろ!どれだけ居るんだよジオン残党軍。もはや残党じゃないだろ。

 地上ではR・ジャジャとギャン改が近接型用のビームスピアを装備したジェガンと戦っている。ジム・スナイパーIIIやジム改高機動型がジムIIIと撃ち合い、ネモIIIと陸戦強襲型ガンタンクがジェガン重装型と撃ち合う。地獄絵図だ。

「しかし、マフティーならばやらねばならない!ッ!邪気が来たか!」
 空をSFSで飛ぶ旧ザクやザクIIがスキウレ砲を撃つのを手伝うためにメガ粒子砲を放つ。そして、ブルパップマシンガンのマガジンを投げてマシンガンで撃つと誘爆をして大量の銃弾が一気にジムIIIを強かに穿つ。

 数十分も戦闘を続けるとキンバレーは撤退をした。被害が見合わないと踏んだんだろう。しかし、杜撰な指揮のキンバレーにこれほどの戦力を預けるとは。入り放しになっていたオールチャンネルを切り、地上でペーネロペーを捕虜として預けると味方のミディア部隊を引き連れ、ジェガン達を墜落させたポイントに向かう。うまくやればガルダを接収できるからだ。そしてガルダを軍用に許認可した官僚達を責めて民間にガルダを託せばいい。

 それじゃなくても回収部隊を叩ければそれだけダメージを与えられる。艦砲射撃がなかったのはペガサス級や準ペガサス級のいずれかにキンバレーが乗っていたのだろう。艦砲射撃をされていたらかなり厳しかったはずだ。馬鹿だが艦砲射撃までしては外聞が悪いと思ったのかもしれない。もはや外聞も無いだろうが。

 ミディアの中で再び武装が追加されていくこの機体に何がそこまで技術者を駆り立てているのか気になる。
「追加した新しいパーツとやらは?」
 このパーツ、明ら
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