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偽マフティーとなってしまった。
21話
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でその議会の権威を引きずり下ろした。各地の官僚機構のみが正式な統治機関になる。正式な統治機関になれば予算を好きに使える。そうなれば各地の官僚機構同士でスクラムを組んだ管理された戦争、消費行為を誘発できる。

「黒い連中だな。」
 今、そうやって思えばこの後の戦争も何者かに管理させてそうな雰囲気はある。15年間も平和ではあったが、この先30年も遂にペーネロペーやクスィーガンダムのようなガンダムが出ないのはかなりおかしい。

 Vガンダムを振り返ってみればミノフスキークラフトが乗った大気圏を行き来できビーム・シールドをも展開ができるサラミスを鑑みても、ラー・カイラム級やクラップ級もできないと考えるのは無理がある。この時点でザンスカール帝国と事を構えないのもおかしく、ザンスカール帝国の艦隊と互角にやり会えるラー・カイラム級やクラップ級、サラミス級を考えれば、基本設計は優れていてもう完成されていたにも関わらず戦わないというのは、地球連邦政府の官僚機構とザンスカール帝国やコスモ・バビロニアの官僚機構同士でなにか密約があったのも感じる。カガチやドゥガチがやらかさねば、地球とかの現地にあった統治する技術を持つのは官僚のみである。

 従って例えば地球連邦政府が打ち倒されても、空白の地帯を統治するには官僚がいる。その官僚機構がクワック・サルヴァーを筆頭としたそういった腐敗した官僚機構だと思う。間違ったエリートが時間を掛けてゆっくりと官僚機構として、地球連邦政府や議会を腐敗させて神輿にする。たぶん構造としてはそれだ。これはクワック・サルヴァーを使ってしまった組織全てに適用される。コロニー国家が乱立しても彼等が使う書式は全て地球連邦政府式であり、地球連邦政府の官僚機構から逃れられないのだ。彼らが作った官僚機構も全て地球連邦官僚機構からの派生なのだ。

 故に地球連邦官僚機構の腐敗を見せつけなければ、ゆっくりとその官僚機構に同化されて無能になり神輿にされてしまう。今の連邦政府で言うならば、マスコミをクワック・サルヴァーが支配しているようなものなのだろう。保守派はティターンズと共に議会から排除され、融和派の革新派はアクシズとの講和により失墜し、中間派もシャアの反乱により落ちていき、ゴップなどの大物の引退で派閥が乱立、結果議会にはマスコミが出す世論に靡くものが占め、気骨がある政治家は軒並みいなくなった。

 ならば、その世論形成ができるマスコミを手中に収めているクワック・サルヴァーなる組織が隆盛を極めているのがわかる。彼等が今一番の力を持ちながら、都合のいいように世論形成したとしよう。その強大な力を今まで制御できていた筈なのに、急激に制御を離れていくことになったマフティー騒動にかなり焦っているはずだ。本来ならば簡単に操れるハサウェイがマフティーとして官僚機構の毒
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