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偽マフティーとなってしまった。
20話
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。気に食わんな。」
マジで気に食わないな。そんな未完成品渡すなよ。

「このデカブツはお前が乗ってくれ。俺はあっちのデカブツに乗る。わかったか?」
ハサウェイにとんでも兵器を押し付ける。ハサウェイがこっちに乗ってくださいとか言い出したら目も当てられない。ハサウェイなら、乗りこなせるだろう。俺にはあんなゲテモノ無理だ。


 2機の巨大なMAが空を飛ぶ、圧倒的な加速力。そして、駆け抜ける雲。機体の大きさに見合わない軽快な動きは圧倒的なポテンシャルを感じさせるが、重力がへばりつく。それでもギラ・ドーガやαアジールとかの対G構造などを取り入れたらしいからかなりのマシさだ。キハールもどきのリミッター解除と比べたら天国にいて、天使が後押ししてくれているような感覚に陥る。

 通信が入る。
『こんな機体に乗れるとはやはり‥‥、なぜ、マフティーを名乗ったんですか?基地にはもう聞こえませんから答えてください!』
いや、天パは対G持ってなかったような?シャアのことを言ってるのか?MAに乗ってる記憶もないし、一番活躍したのがグラサン時代だと思う。

 話しかけられた以上は返さないといけない。
「アムロでもシャアでもない。成り行き上、マフティーを名乗らざるを得なかった。ハサウェイは誰かにハサウェイと呼ばれたからハサウェイなんだろ?俺も似たようなものだ。このAは単なる記号で入れられたものだ。気にするな。」
本当に意味はないから、Aとかにも意味はないからな。ハサウェイの機体にもマフティーのマークが刻まれている。

『しかし。それもまた意味があるはずだ。マフティーにはマフティーの道理があるといっていただろう?』
何でそうやってすぐに意味を求めるんだ?意味なんかないよ。そもそもマフティー・ナビーユ・エリンって意味なんかあるのか?俺は知らないぞ。マフティーの意味。

「道理は道理。理由は理由。すべて別さ。意味を求めすぎてしまう事で意味を持たない事だってある。何時だって意味を探すよりも意味がある行動が大事なんだ。マフティーダンスにだって意味はないさ。」
ハサウェイにそう答えたが、インテリは意味が全くわからないな。なぜこんなにも小難しく考えるんだろうか?

『マフティーダンスに意味はない?』
暇って俺に言われたときぐらいの怒ってそうなトーンはやめろ。スイッチがどこにあるか不明だよ。怖いよハサウェイ。

『マフティーダンスに意味がないのなら、なぜマフティーダンスを人々がする?マフティーを求め、あのダンスに秘められた意味を求めているからだろう。』
キレ気味に言われても‥‥。意味なんかないよあの動き。

『意味をまとめたメールを今、送信したのでMSの画面で確認してほしい。』
いや、怪文書を送られても困ります。

 送られてきた文面をコン
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